アジア・アメリカ・アフリカ・オセアニアと4つの大陸からトップ選手が集まる、2020年のフィギュアスケート四大陸選手権が2020年2月6日から始まります。
注目選手の筆頭は、なんといっても日本男子のエース、羽生結弦選手です。
世界選手権・五輪での優勝をしてきた羽生選手ですが、四大陸選手権の優勝経験はありません。
しかし、実力的には今大会の優勝候補筆頭と目されています。
その羽生選手が、大会直前に異例となるプログラム変更をすることが明らかになりました。
羽生選手のプログラム変更や、今年の四大陸選手権の放送スケジュールについて紹介します。
目次
『バラード第1番』『SEIMEI』にプログラム変更
6日から開幕するフィギュアスケートの四大陸選手権に出場し、この大会初優勝を目指す羽生選手が、大会で滑るプログラムを変更することがわかりました。
ショートプログラムは『バラード第1番』、フリーは『SEIMEI』で、これは2018年平昌五輪で金メダルを獲得した時の曲です。
羽生選手は2019-20シーズン、ショートプログラムで「秋によせて」、フリーで「Origin」という曲を使用してきました。
四大陸選手権の大一番を前にしたこの変更について、羽生選手は、
自分自身が目指しているフィギュアスケートが一番できるものが、今は『SEIMEI』と『バラード第1番』かな。
と話しています。
2018年の五輪で圧巻の演技を見せた2曲で、今シーズンの羽生選手がさらなる進化を見せてくれることに期待しましょう。
日本選手がずらり、女子は紀平梨花に連覇の期待!
今年のフィギュアスケート四大陸選手権は、プログラムを変更した羽生結弦選手に大きな期待が寄せられています。
しかし、羽生選手以外にも期待される注目選手が多く、目が離せません。
羽生選手と共に出場する男子日本選手は、鍵山優真選手と友野一希選手です。
特に鍵山選手は、2019年に全日本ジュニアで優勝、全日本選手権で3位と結果を残してきました。
まだ16歳という年齢を考えても、次世代の日本のエースになりえる選手ですので、今大会の滑りに期待がかかります。
女子は、紀平梨花選手、樋口新葉選手、坂本花織選手が出場します。
紀平選手は2019年の四大陸選手権王者で、今大会は連覇がかかった大会です。
坂本選手は今シーズンの全日本選手権では6位と振るいませんでしたが、2018年に四大陸選手権を制しています。
トリプルアクセル挑戦の可能性が考えられる樋口選手と共に、女子日本勢も3選手それぞれに見どころのある大会です。
羽生結弦ら日本勢の優勝に期待!
6日からソウルで開催されるフィギュアスケート四大陸選手権2020は、男女ともに日本勢に優勝のチャンスがある大会です。
男子はなんといっても羽生結弦選手に注目、平昌五輪の曲目「バラード第一番」と「SEIMEI」で勝負をかけます。
女子も紀平梨花選手ら、日本のトップ選手3人が出場するので、日本勢の優勝に期待したいですね。
女子は紀平選手が大会連覇!
ショート、フリーともに1位で、女子は紀平梨花選手が優勝しました。昨年に続き2度目の優勝です。
Magical! 😍 👏 ⛸️Rika Kihira 🇯🇵 on 🔥 to win Ladies’ Four Continents 🥇 in Seoul 🇰🇷 with a stellar 🤩 Free Skating performance! #4ContsFigure #FigureSkating pic.twitter.com/WOKVvfEi30
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) February 8, 2020
羽生結弦はショート世界最高で1位に!
2月7日に行われた男子ショートで、羽生選手は自身の世界最高得点(110.53)を超える111.82で記録を更新しました!
『バラード第一番』にのせて滑った今回の構成は
4回転サルコウ
↓
4回転トゥループ+3回転トゥループ
↓
トリプルアクセル
と全てにおいて完璧で美しいスケーティングでした。
試合後のプーさんの嵐には、あとに滑る選手を気遣って羽生選手自らプーさんを拾っていました・・・。
本人の気持ちにもすごく余裕があったのだろうと思います。それは、インタビューからも伺えましたね。
優勝すればスーパースラム!
国際オリンピック委員会(IOC)によるスーパースラムとは、オリンピック、世界選手権、グランプリファイナル、四大陸選手権を制覇することです。
羽生選手は四大陸以外ですでに優勝していますので、今回四大陸選手権で優勝すればスーパースラム達成ということで大変注目されています。
男子シングルではいまだスーパースラムを達成した選手はおらず、女子シングルではキム・ヨナとアリーナ・ザキトワ両選手が達成しています。
羽生選手フリーでも1位!四大陸選手権初優勝!
2月9日に行われた男子フリーで羽生選手は、187.60で1位。合計得点299.42で、四大陸選手権念願の初優勝となりました。と、同時にスーパースラムも達成です。
2回転倒し、本人もインタビューで満足できる内容ではないと仰っていましたが、それでも本当に素晴らしい演技でした。
『SEIMEI』の構成は
4回転ルッツ(転倒)
↓
4回転サルコウ
↓
トリプルアクセル
↓
トリプルフリップ
↓
4回転トゥループ+シングルオイラー+トリプルサルコウ
↓
4回転トゥループ(転倒)
↓
トリプルアクセル+トリプルトゥループ
これだけの内容を4分間ぎゅうぎゅうで詰め込みました。
He’s done it again! 👏👏👏 😍😍😍 Another title for Yuzuru Hanyu 🇯🇵 🥇 at the Four Continents in 🇰🇷
#️⃣ #4ContsFigure #FigureSkating pic.twitter.com/Yd4QDDvdL1
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) February 9, 2020
コメントを残す