NEWS小山慶一郎が「news every.」キャスターを降板になった理由、原因は?

日本テレビの番組「news every.」のサブキャスターを務めていた小山慶一郎さんが、同番組を降板することが発表されました。

ジャニーズのアイドルグループ「NEWS」のメンバーとして活躍しながら、2010年より「news every.」のキャスターとしても活躍していた小山慶一郎さん。なぜ降板と言う結果になったのか、その理由を追ってみました。

小山さんの降板理由は6月の未成年飲酒事件

NEWSには復帰したものの、キャスターの仕事は自粛中でした

小山慶一郎さんの「every.」キャスター降板は、6月に報じられた「未成年飲酒事件」が原因だと考えられます。

各報道機関も、そのことが原因だと報じていますね。

6月に報道された「未成年飲酒事件」とは、小山慶一郎さんとNEWSメンバー・加藤シゲアキさんが、未成年に飲酒を強要したというもの。

2人が参加した飲み会の音声が流出し、二人がお酒を飲ませていた女性が未成年だったことが発覚しました。

騒ぎを知ったジャニーズ事務所が二人に確認したところ、2人は「女性からは20歳だと聞いていた」としながらも「音声は自分たちのもの」と認めました。

20歳と知らなかったとしても、未成年に飲酒をさせたことを大変なことです。事実を重く見たジャニーズ事務所は、小山さんには「活動自粛」・加藤さんには「厳重注意」という処分を下すことを発表。

結果、小山さんは「every.」のサブキャスターの仕事も自粛することになりました。

のちに小山さんはNEWSの活動に復帰したものの、キャスターの仕事は自粛を継続。

ファンからは「何とかキャスターの仕事に復帰してほしい」と願う声もありましたが、12月19日をもって降板と言う結果になりました。

「every,」番組内で藤井キャスターが手紙を代読

自粛にあたり厳しくも愛あるコメントをしていた藤井さん

小山慶一郎さんがキャスターを降板することは、「every.」番組内で発表されました。

番組降板にあたり、小山さんは視聴者へのメッセージを番組に届けており、それを代読した藤井キャスターのことも話題になっています。

小山さんは、「every.」の先輩・藤井キャスターのことを非常に慕っており、藤井キャスターもまた小山さんを後輩として可愛がっていました。

小山さんが活動自粛となった時は、「仲間ですから、優しい言葉をかけてあげたい気持ちもある」と打ち明けながらも、「無意味な優しさは却って不要」と愛があるからこその厳しい対応を見せます。

さらに「反省をした上で、見違えるほどの返歌と成長を見せてもらいたい」と今後の小山さんを思うメッセージも送っていました。

この時も、自粛をしている小山さんの代わりに謝罪をしたのは藤井キャスター。

そして今回も、小山さんの降板を伝えたのは藤井キャスターでした。

アイドルとキャスターと言う垣根を超え、とても可愛がっていた小山さんの降板を伝えることは、どんなに辛かったでしょうか。

降板の発表をする藤井キャスターが、小山さんのメンバーカラー・紫のネクタイを付けていたのは偶然か、それとも…。

※このあと、藤井キャスターが「個人的には感謝の言葉を伝えたい」とコメントしました。

SNSでは「キャスター降板は当然」という声が多数

「降板は遅い」という厳しい声も

近年の小山さんには他にも不祥事の報道があったため、SNSでは「キャスター鋼板は当然」という厳しい声が相次いでいます。

https://twitter.com/pon_pon0709/status/1075318803158884353

https://twitter.com/o0ppp0o/status/1075320714750656512

https://twitter.com/koyamanewsowata/status/1075326187902164992

ファンからは「every.」に感謝の言葉が寄せられています

一方で、番組の対応に感謝するファンも見られました。

「こういうことに時間を割くことを嫌がる人もいる」と謝罪しながらも、小山さん鋼板を伝えた番組側の姿勢には愛を感じますよね。

https://twitter.com/no___yt11/status/1075356985145446403

https://twitter.com/kerokeroboys/status/1075356373888561152

小山さんん降板は自身の行いが原因です。

それでも、「every.」のメンバーはまるで我がことのように頭を下げ、最後まで責任をもって小山さんの鋼板を伝えました。

ファンが感じている番組への感謝の気持ちを、小山さんも感じていることを願います。

小山さんがキャスターとして出演したのは8年。

この8年のことを決して忘れず、今後は節度ある行動を心がけてほしいです。

「every.」で見せたキャスター・小山慶一郎の表情を振り返る

東北の被災地を何度も訪れた小山キャスター

自身の不祥事から、キャスター降板という結末を迎えた小山慶一郎。

ジャニーズのアイドルとして活躍する彼が、キャスターに決まった時も少なからず批判がありました。

今思えば「その批判は正しかった」と言う見方もできますが、彼のキャスターとしての仕事は決して悪いものばかりではありません。

2011年3月11日に起きた「東日本大震災」の被災地に、小山さんはキャスターとして何度も足を運んでいます。

震災で居場所を失うのは、人間だけではありません。この地震の影響で、多くのペットたちも行き場を失いました。

小山さんは、首都圏のペット店員が被災地でボランティア活動をする様子を紹介。

ペットたちの体を洗い、ごはんを与え、人間と同じくペットを救いたいというボランティアの熱い思いを取材しています。

小山さん自身もペット物資を配布を手伝い、訪れる被災者の方と気さくに会話をする様子が印象的でした。

実際に一緒に写真撮影をした方も。

他にも「被災者のために作られた災害公営住宅に空室が多い」という現実にも触れました。

家を失った被災者のために作られた「災害公営住宅」ですが、場所によってはお店や病院が非常に遠く、車がないと住みにくいという事情があります。せっかく公営住宅があっても、それが理由で入居を避ける被災者がいる…。

小山さんは実際に車で災害公営住宅までの道を通ったり、申し込みをしたのに入居をやめた方のもとを訪れたり、現地の声を取材しながら「年々変化していく災害公営住宅のニーズ」を伝えました。

このように、大きくは報道されない細かい取材から、お茶の間に伝わる被災地の現状もあります。小山さんは細々とした取材にも真摯に向き合い、被災地の現状と声を発信しました。

毎年3月11日が訪れるたびに被災地からレポを届けていたことも、良く知られています。

https://twitter.com/koya1984/status/840436280651526144

仕事とはいえ、毎年のように被災地に足を運ぶということはなかなかできることではありません。

また、彼の被災地訪問はNEWSの存続にも繋がっています。

東日本大震災が起きた2011年は、NEWSから山下智久さん・錦戸亮さんが脱退した年でもあります。

https://twitter.com/oimwzt/status/985492166087593984

2人が抜けることを発表する前の夏、小山さんは被災地でとある女の子に出会います。その女の子は「津波が来るときにNEWSのCDだけをもって逃げた」と小山さんに語りました。

そんなに熱い思いでNEWSを応援してくれている被災地の女の子を2人の脱退で悲しませてしまうことが、彼はとても辛かったとか。しかしその出会いが、NEWSを存続させたいという思いにもつながったとコンサートで打ち明けています。

真摯に取材を重ねた彼だからこそ、紳士に応援するファンと運命のような出会いをした。

少なくとも、小山さんは被災地に懸命に向き合ってくれていました。

小山さんのキャスター起用は手話がきっかけ

NEWSがパーソナリティを務めた24時間テレビがきっかけで、手話を習い始めた小山さん。2009年のことですね。

今や、そのレベルは技能検定準2級という高さ。聴覚障害の方と会話ができるほどの実力です。

実は、小山さんが「every.」のキャスターに抜擢されたのは、手話がきっかけ。

真面目に手話を学ぶ小山さんの姿を見て、「every.」のプロデューサーが声をかけたことが、キャスター起用のきっかけとなりました。

番組内でも手話の実力を披露し、視聴者を驚かせたことがありましたね。

https://twitter.com/sabakan_0915/status/1075339112037605376

この経緯からも解る通り、小山さんがキャスターに抜擢されたのは「アイドルだから」ではありません。

そのことが伺えるエピソードがあります。

NEWSから山下智久さん・錦戸亮さんが脱退し、グループ存続が危ぶまれたとき、小山さんは番組に「NEWSの小山ではなくなるかもしれません」と伝えたそうです。「NEWSの自分じゃなくても、仕事をしてもらえるかどうか」を悩んでいたようですね。

https://twitter.com/2008NEWSP/status/804465150023434242

それに対し、「every.」のメンバーは「小山くんだから仕事をしたいと思っている」と回答。

小山さんの仕事への姿勢は、きちんと現場で評価されていました。

それだけに、不祥事からの鋼板と言う結果は非常に残念です。

一方で、度重なるスキャンダルに呆れるファンも

2017年には旅館で合コン疑惑・音声流出があった

キャスターとして着実に実績を積む一方、近年の小山さんは不祥事の多さを指摘されていました。

2017年には、女性を交えた仲間と旅館を貸し切って遊んだと報道され、それらしき音声がSNSに流出。

そこには女性をゲームに誘ったり、まだ公表されていないNEWSのツアー情報を暴露する小山さんらしき声があり、SNSは炎上状態になりました。

東京ドームライブを「卵型のエッグでやるんで~」と語る様子は、好感度が高いアイドルの姿とは思えません。

東京ドームと言えば、多くのアイドルやアーティストにとって憧れのステージです。

それを「卵型のエッグ」と発言したこと、そもそも言ってはいけないツアー情報をバラしたことがファンの怒りを買い、「小山を脱退させるべき」という声が挙がったほどです。

この時も、同じ場面に加藤シゲアキさんがいました。この二人が仲良しなことは確実なようで、それはファンにとって喜ばしい事ですが…。

 

https://twitter.com/ebi5siousa/status/1075226904116875265

去年のことのことがあってから、また今年の「未成年飲酒強要疑惑」ですから、どれだけ真摯に仕事をしていたとしても、降板という結果は当たり前です。まして報道に関わるキャスターですから、軽率な行動の結果は受け止めなくてはいけません。

もし次に何かを起こせば、今度はグループ脱退や退所という厳しい処分になる可能性もあります。

小山さんを応援するファンのためにも、そして自身のためにもNEWSのためにも、しっかり反省して節度を持った行動を心がけていただきたいです。

スキャンダル続出のNEWS!グループへの姿勢が問われています

4人になってから流した涙のことを思い出してほしい

山下智久さん・錦戸亮さんという二枚看板を失い、そこから奮起して這い上がってきた4人のNEWS。

https://twitter.com/newsgazounews/status/682492277801943043

4人になってからのドームコンサートでは、増田さんが「初めて決まったコンサートが野外で、俺たちにはもうドームはできないのかなと思った」と涙ながらに語ったこともありました。

その野外コンサートで小山さんも涙を流し、「感謝の気持ちを直接伝えられて嬉しい。信じていれば叶うんですね」と語り、ドーム公演では「(他のグループに行ったら)お前ら浮気どころか不倫だぞ」と発言するなど、NEWS続投への熱い気持ちをファンに伝えていました。

にも関わらず、近年のNEWSは手越祐也さんを筆頭にスキャンダルが頻発(増田さん以外)。

https://twitter.com/newsgazounews/status/709495916588195840

今回の小山さんといい、グループや仕事への姿勢を問われるのは当然です。

グループ存続の危機に陥ったあの日のこと、ステージで流した涙のことを思い出して、もう一度NEWSを立て直してほしい。それが、多くのパーナ(NEWSファン)が望むものなのではないでしょうか。

藤井キャスターが言ったように、小山さんにはより成長した姿を見せてくれること、今度はいい意味で私たちを驚かせてくれることを望みます。