年末年始2019-2020年に放送された特番ドラマの視聴率ランキング＆一覧

2019年の年末から2020年の年始にかけて、民放各局でスペシャルドラマが放送されました。

テレビ東京では、『孤独のグルメ』『きのう何食べた？』『忘却のサチコ』と、評判の良かったグルメドラマを3夜連続で放送しています。

TBSは半沢直樹イヤー記念として、『半沢直樹』のスピンオフドラマを3日に放送しました。

このように、かつて好評を博した連続ドラマの特別版を放送したものが多かったですが、あえて全くのオリジナルドラマで勝負をかけた作品もあります。

その年末年始スペシャルドラマの視聴率や評価が、徐々に発表されていますので、現在までに分かっている高視聴率ドラマをまとめました。

年末年始ドラマ2019-2020年視聴率一覧

現在までに発表されている年末年始のスペシャルドラマの中で、特に高視聴率だったのは、テレビ朝日の『相棒season18 元日スペシャル』（2020年1月1日21：00～）でした。

16.7％の視聴率を記録、元日はその前に放送された「格付けチェック」も高い視聴率だったため、今年の元日はテレビ朝日が一番視聴率を稼いだ形となりました。

このドラマは、『相棒season18』の第十一話でもあります。

いつものように、水谷さん演じる杉下右京と反町隆史さん演じる冠城亘の特命係コンビが事件を解決していく形です。

今回起きるゴルフ場地下での換金籠城事件では、杉下右京も人質の一人として監禁されることになりました。

2時間超のスペシャル版、第十一話も高視聴率を記録した「相棒」ですが、第十二話もレギュラー放送として、15日（水）に21：00から放送されます。

2020年1月2日、TBSで放送された『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』（21：00～）も、16.0％と高い視聴率を獲得しました。

2018年に好評を博した連続ドラマ版の1年後を描いたドラマになっています。

綾瀬はるかさん演じる義母の亜希子が会社をクビになり、東京に戻ってくるところから物語がスタートしました。

視聴率が良かったことはもちろん、ドラマの最後にまだ謎が残されたことから、さらに続編が放送される可能性が高いです。

フジテレビが年末年始に勝負をかけたスペシャルドラマは、連ドラのスペシャル版ではなく、『教場』という作品でした。

放送は2020年1月4日・5日の21：00～、2夜連続で放送されました。

木村拓哉さんを主演に据え、工藤阿須加さんや川口春奈さんといった豪華若手キャストも揃えたこのドラマは、視聴率は15.3％（前編）・15.0％（後編）を記録しています。

警察学校を舞台にしたドラマですが、木村拓哉さんが今までのイメージにない、厳しい警察学校の教官を演じたことで高い評価が集まりました。

前日、木村さん主演の映画『マスカレード・ホテル』が同じ時間帯に放送されたことも、木村さんの役柄のギャップに拍車をかけていましたね。

このドラマ『教場』も、ラストに送り出した卒業生と入れ替わりに、三浦貴大さんや上白石萌歌さんら、新しい生徒の姿が確認できました。

原作の小説も続編があり、木村さん演じる教官・風間の義眼の謎も残っているため、こちらも続編が期待されます。

『教場』と同じく、連ドラのスペシャル版ではない新春ドラマとしては、テレビ朝日『破天荒フェニックス』（1月3日～5日放送）も高い評価を受けました。

まだ8日現在視聴率が報じられておらず、時間帯が夜23時台だったため、『教場』ほど高い視聴率がとれた可能性は低いですが、絶賛する視聴者が多かった作品です。

3夜連続の「連ドラ」という、テレビドラマの新しい可能性を見せた作品ともなりました。

「冬の時代」と言われたこともある近年のテレビドラマですが、最近はスペシャルドラマや一挙放送などで視聴率を獲得する例もあり、ドラマ復権の可能性も見せています。

年末年始のスペシャルドラマでも、好調な作品は15％以上と、かなり高い視聴率を記録しました。

2020年は、果たしてどんなドラマがヒットするでしょうか。