『Dr.STONE』最新話131話のネタバレと感想!曝されたイバラの悪事そして陽の銃弾が遂に炸裂!

2019年12月2日(月)に発売した週刊少年ジャンプ52号の『Dr.STONE』の最新話131話「悪りー罪」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『Dr.STONE』130話のネタバレと感想はこちら

『Dr.STONE』第131話「悪りー罪」のネタバレ

氷月VSモズ開戦 一方の千空は「策」のため島へと戻る

氷月の復活により、最大の懸念事項であった、モズへの対抗策を手に入れた千空たち。

船室から脱出しようとする千空一行を、追いかけようと、モズが迫りますが、氷月の槍が即座にそれを防ぎます。

「千空クンたちを逃すまいと私の相手はお留守ですか」

「それでは勝てませんよモズ君」

「ちゃんとしないと」

そう言って、モズと刃を交えていく氷月。一方の千空は、小舟を調達しペルセウスから島へと戻ろうとしていました。

「いや逆にヤベーだろこの島まるごと石化光線されるっつうのによ」

「なんでわざわざ…」

そのクロムの疑問に対し答える千空。

「島でゲットしなきゃなんねえもんがあんだよ」

「ソッコーでそれさえ作りゃ」

「俺らの勝ちだ…!」

そう言って千空は、己の策に自信に満ちた表情を浮かばせます。

一方、船上で対峙する、氷月とモズ。氷月の力を目の当たりにしたモズは、その実力を認め氷月との戦いに集中する事を宣言します。

(来る)

(漸く)

(この男の全力が──)

しかし、氷月がそう思い、身構えた、その直後。

「残念」

「少しでも太刀打ちできるとか」

「思わせちゃったかな」

そう言って、モズが凄まじい勢いで振るった長物。それは、周囲の木材をことごとく破壊しながら、氷月の体を激しく殴打。

致命的と思われるダメージを氷月へと叩きつけました。

イバラに疑念を向けるキリサメ その時島から大樹の声が響く

そして、船上の別の場所。そこでは、島から船に乗ってやってきたキリサメからイバラが石化装置を受け取っていました。

そしてイバラは、傍らにいたオオアラシへと、石化装置を持って島の中央まで走るように指示を出します。

「まさかイバラ様」

「島をまるごと──」

イバラの指示を聞き、その思惑を察するキリサメ。しかし、そのオオアラシ本人の身の安全をまったく考慮していない作戦に、キリサメは異議を唱えます。

しかし、それに対してイバラが放ったのは、突き放すような一言。

「どうでもいいじゃない」

「そんなこと」

それを聞いてもなお、イバラの方策に反対するキリサメ。その様子を見てイバラは「頭首様のご意志」を武器に、どうにかキリサメを、説得をしようと試みます。

しかし、それを聞いたキリサメは話し始めました。

「昔」

「頭首様が聞かせてくれました」

「石化光線の力を」

「広範囲に濫用してはならないという言い伝えがあると」

その頭首の言葉を覚えていたキリサメ。

キリサメは、イバラの作戦が頭首の言葉からすると、どう考えても度を超えた濫用である事を咎めます。

「イバラ様」

「それは本当に」

「頭首様のご意志なのですか……?」

そう言って、遂にイバラへの疑念を確固たるものとするキリサメ。

そして、その時。ペルセウスが浮かぶ外洋から見える、島の岸に複数の人影が見えました。

「うおおおおおお」

「見ろみんなー!!!」

「頭首は」

「石像だー!!!」

そう言って、復元した頭首像を抱え上げて見せ、とてつもない大声を発したのは、「石像ゲットチーム」として動いていたメンバーたちと、千空いわく「体力バカ」である大樹の姿。

遠巻きならがも、その石像と声を確認し、キリサメは驚きに目を見開きます。

「イバラ様、これは一体…」

そう言ってキリサメは、イバラへと事態の説明を求めます。

白日の元へ曝されたイバラの悪事 そして起動する石化装置

しかし、キリサメがイバラへと振り返った、その瞬間。

「1m(メーター)」

「1second」

イバラは、手に持った石化装置に対し、距離と時間を意味する英語を呟きます。

それを聞いたキリサメは、石化装置を奪い取ろうと、咄嗟にイバラへと接近。しかし、その瞬間。イバラの手から放られた石化装置は、キリサメの目の前で光を放ち始めます。

「イバラさ…」

「いや」

「イバラ」

「貴様…!」

イバラの目の前で、キリサメは、苦悶の表情を浮かべ、涙を流しながら、完全に石化。そのまま、海へと落とされてしまいました。

「バイバイ」

「今まで忠実な労働ありがとネ」

「キリサメちゃん」

そう言って、邪悪な笑みを浮かべるイバラ。光を放ち終えた、紐に繋がれた石化装置をイバラは手元へと引き戻しました。

「あとはこれで」

「あの輩どもを石化して」

「ハイおしま…」

しかし、その時。イバラ、そしてペルセウス周辺にいた、全ての人物は、とてつもなく大きな爆発音を耳にしました。

決着を付けようとするイバラ しかし陽の銃がイバラを撃ち抜く

「なんの」

「音なんだよ…!?」

それが何なのか解らず、困惑する一同。

「何、が──」

イバラもまた、その音の音源を元め、周囲へと首を巡らせます。

そして、イバラは気が付きました。

己の、石化装置を手にしていた左手。その手の甲に、ビー玉程の大きさの、風穴が空いている事に。

「イバラ貴様には黙秘権がある」

「ウェエエイこれ言ってみたかったんだ」

「ここでの発言は証拠として…んとなんだっけその後」

「暴行罪? 公務ナントカ罪?」

「わかんねーなんでもいーや」

「とにかく悪りー罪で」

「逮捕する!」

それは、千空たちが作った銃と共に海に落ちて、そのままになっていた元警官・陽の声。

陽が放った銃弾によって、左手を撃ち抜かれたイバラ。

イバラは、その激痛に悲痛な叫び声を上げながら、石化装置を海へと取り落としました。

『Dr.STONE』第131話を読んだ感想と考察

氷月の参戦により、窮地を脱した千空たち。

千空が何やら「策」を練る一方で、イバラは、島を丸ごと石化させるため、石化装置をキリサメから受け取っていました。しかし、そこに現れたのは、頭首の石像を持った、「石像ゲットチーム」。

今までの悪事が白日の元に曝されたなり、イバラは、目の前のキリサメを石化させます。ですがその瞬間、海上にいた陽の銃弾が、イバラの左手に炸裂。石化装置は、海へと落ちていきました。

イバラの挙動や、島の周囲に沈んだ石像などから、石化装置は「恐怖政治のための悪しき兵器」という印象がありました。

しかし、今週明かされた事実によれば、イバラが実権を握るまでは、石化装置は「濫用してはならない」という、ルールと良識に従い、運用されてきた物のようです。

あくまで「自衛のための武力」、のような扱いだった石化武器を、イバラが悪用した、という事であれば、納得は納得ですが、だとすれば尚更謎なのは、「石化装置がどうしてこの島にもたらされたのか」という事。

ここまでてっきり、「石化光線を放った勢力は敵」と、無条件に考えていましたが、「言い伝え」により、その使用を制限していたとなれば、その裏には、「明確な狙い」があるように思えて来ました。

キリサメの回想は、割とサクッと描写されましたが、今まで影も形も見えてなかった「石化装置の製作者」という要素に、輪郭を与えるものに、なったようです。

そして、件の「石化装置」。その起動方法や、運用方法など、実のところ謎に包まれていましたが、今週、それが「音声認識」で起動するものであるという事が明かされました。

作中においては、「1m」・「1second」という、極めて限定的なものでしたが、これが起動範囲・起動時間だとすれば、かなり細かな設定が可能な様子。

加えて言えば、設定のための音声が「英語」だというのも、「石化装置」が魔法のアイテムではなく、あくまで「科学製品」である、という印象を強め、その製作者の輪郭を浮かび上がらせるものになりました。

様々な勢力と戦力が動く中、かなり決定的な展開となった、今号の「Dr.STONE」。

残る懸念は、氷月をも圧倒する力を見せ始めた、モズくらいとなりましたが、その辺りが今エピソード最後の砦となるのでしょうか? 1つ気になったのは、千空が島に戻ってまで作ろうとしている「何か」。

千空いわく、それさえ出来れば勝利、という事ですが、それならば突入前に用意しておけば良かったのでは? となってしまうので、何やらこちらにも1展開ありそうです。

ともあれ、遂にイバラの手から石化装置を奪う事に成功した、千空たち。決着は、そう遠い事ではなさそうです。

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