2019年11月11日(月)に発売した週刊少年ジャンプ50号のの『Dr.STONE』の最新話129話「JOKER」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『Dr.STONE』第129話「JOKER」のネタバレ
ペルセウス急襲 頭首の石像が届くまでの時間を稼げ!
銃を奪ってペルセウスへ突っ込んでいったマグマを追い、小舟を走らせる一行。
背後から追ってくる、千空たちの姿を見たゲンは、「これで逃げられる」と安心します。しかし、千空たちの目的が、ペルセウスへの突入だと知ったゲンは驚愕。
「ええええこっちたった9人で??」
「敵さん何百人いると思ってんの……!??」
そうして、マグマを先頭にした、時間稼ぎのための、ペルセウス急襲作戦が幕を開けました。
「ムハハハ死ね──イバラ!」
「テメブチ殺してやる!」
そう叫びながら、銃を乱射するマグマ。マグマの暴走自体は、ニッキーが殴って止めるに至りますが、放たれた銃弾は、あらぬ方向へ飛び、船の至るところに着弾しました。
とは言え、銃撃の威力は、石化王国民には「妖術」として映ります。
更に千空は、取り返した銃の銃口に、マグネシウムの粉を詰め、そこから噴出した長大な火花を、「光の槍」という更なる「妖術」として演出。
そこにゲンの話術までもが加わった結果、石化王国民は、こぞってペルセウスから逃げ出すに至りました。
「シャァア効いてんぜハッタリ!」
「ククク銃自体はハッタリでもなんでもねえガチだしな」
その結果を見て、喜びの声をあげるクロムと千空。
しかし、その時、クロムが逃げ出す石化王国民に混じり、逆にペルセウスへと向かってくる、一隻のボートに気が付きました。
モズ襲来 陽と金狼までもが敗北し一行は一転してピンチに陥る
そのボートに乗っていた人物。
それは、一度は味方を裏切り、しかし今は再び「石化王国民」として、千空たちを追いかけてきた、王国最強の戦士・モズの姿でした。
無論のこと、銃を取り返した陽は、向かってきたモズへと銃口を向けます。
しかしモズは、それを察するなり、すさまじい速度で陽へと接近。
「んー君じゃん妖術使い」
「見たよ指」
その指が、銃のトリガーを引く一瞬の隙を突き、モズは陽を撃破。
銃はそのまま、陽と共に海の中へと落ちていってしまいました。
モズへの唯一の対抗策を失った千空たち。
仕方なく、今の一行の中で最強の戦闘員・金狼が、槍を手にモズへと立ち向かいますが、数合の攻防ののち、モズは金狼をも打倒。
その圧倒的な強さで、千空たちを窮地に追いやります。
倒された金狼を、引きずりながら、船室へと撤退していく一行。
しかし、モズを止めに入ったニッキーまでもが、倒され、状況は、悪化の一途を辿ります。
「無いの? 千空ちゃん」
「科学のなんか」
「切り札」
「あ”ーねぇよ、もう」
「そんなもんは──」
そう言って、絶望に顔を歪める、ゲンと千空。
一行はせめてもの抵抗として、船室の奥へ奥へと逃げ込みますが、モズとイバラを始めとした石化王国民は、千空たちを遂に壁際にまで追い込みます。
「ハイハイ侵入者クンたち!」
「良く頑張ったネおじちゃん感動しちゃった」
「そろそろ」
「終わりにしよっか」
そう言って、イバラは、勝利を確信します。
絶体絶命 そして千空は残された「唯一の手段」を解放する
対する千空は、苦しそうな顔を浮かべながら、イバラへ向けて言葉を放ちます。
「追いこまれたんじゃあねえ」
「追いこんでいただいたんだよ」
「はるばるこの部屋になー」
そう言った千空は、どういう訳か己の背後へ向けて、忍ばせていた石化復活液をぶちまけます。
それを見て、驚きの声をあげるゲン。
「この、倉庫って…」
「クククこんだけは使いたくなかったカード」
「最後の」
「ジョーカーだ……!」
そこにあったのは、船員たちが石化し、イバラたちによって海に投げ込まれた後も、鉄の鍵によって開けられずにいた1つの「檻」。
開け放たれたその中から、出てきた「その男」に、満身創痍の金狼が、己が持つ金の槍を渡します。
そうして立ち上がり、モズたち石化王国民に対峙した男。
それは、かつて司を裏切り、その体に槍を突き立てた、千空たちの宿敵。
科学王国内でも最も危険な思想と強さを持つ男、氷月(ひょうが)の姿でした。
『Dr.STONE』第129話を読んだ感想と考察
マグマの暴走に追随するように、「ペルセウス」へと乗り込んだ、千空たち。
一向は、銃の威力と千空の化学、ゲンのハッタリによって、石化王国の戦力に拮抗します。
しかし、そこに現れたのは、石化王国最強の戦士・モズ。
そうして追い込まれた、千空たち一行は、仕方なく科学王国最強のジョーカー・氷月を解放するに至ります。
どのようにマグマを律し、銃を奪い返すか、に焦点が当たるのではないか、と思っていた今回の「Dr.STONE」。
その辺りは、思いの外アッサリと成し遂げ、銃を用いた戦闘に入っていきますが、有利になった流れは、すぐさまモズに奪い返されてしまいました。
これまで散々「強い」と描写されてきたモズですが、いざ戦いとなってみれば、陽の銃撃も金狼の槍術も、それこそ歯牙にもかけないほどの圧倒的な強さ。
「金狼であれば、拮抗するくらいは……」と、密かに期待していたので、あっさりやられてしまったのが、割とショックでした。
そして、ペルセウスの出港前から、「切り札」として前振りを作られていた氷月が、ここに来て登場です。
もとより、「武器あり」の氷月は、あの司にも迫る強さを持つ、という事が明かされていたので、モズにぶつける戦力としては、十分以上。
問題は、この戦いが終わった後、あるいはこの戦いの最中、どうやって氷月の手綱を握るのか、という事ですが……。
「優れた人間だけを復活させる」という、氷月の思想に変わりがないなら、「石化武器」や「ペルセウス」辺りを、交渉材料にしていくしかなさそうですが、果たしてどうなる事でしょうか。
悪くすれば、「モズと手を組んで皆殺し」、なんて展開も、あり得なくはなさそうです。
このように、たった1話の間に、展開がどんどんと二転三転して行った、今週の「Dr.STONE」。
この展開の早さは、もはや本作の「御家芸」とでも呼ぶ他ありません。
石化武器やモズの複雑な立場、イバラの狙い、氷月の復活など、どんどんと混沌に陥っていく状況の中、気になるのは、やはり本エピソードの落とし所。
千空たちが「不殺」を貫く限り、もはや「全員石化!」くらいの、乱暴な手段でなければ、解決は図れなそうにも感じます。
その辺りも含め、果たして読者の想像を超えるような結末を、用意してくれているのでしょうか? 来週以降も、期待して見守っていこうと思います。
『Dr.STONE』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、Dr.STONEの最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!鬼滅の刃の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
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