2018年11月2日(金)22時放送『大恋愛~僕を忘れる君と』の第4話では、尚(戸田恵梨香)がアルツハイマーであることが患者さんに知られてしまい、ネットには非難の書き込みが集中、クリニックにも問い合わせやキャンセルの電話が殺到します。
病気の話は厚生労働省にまで伝わり、尚と尚の母・薫(草刈民代)は呼び出されることに・・・。
尚の元婚約者の侑市(松岡昌宏)と現在の彼である真司(ムロツヨシ)はそれぞれのやり方で尚を助けていこうとしますが、それがかえって立場の差を浮き彫りにしてしまうのです。
侑市と真司、二人の尚に対する気持ちが浮かび上がる第4話!
目次
『大恋愛~僕を忘れる君と』第4話のネタバレ
名前の呼び間違いで病気の深刻さを知る真司と尚
「大恋愛~僕を忘れる君と」第4話は、尚の衝撃的なセリフから始まります。
尚へのコンプレックスからアルバイトのシフトを増やし、体に負担をかけすぎて病院に運ばれた真司は、アルバイト仲間から連絡を受けて病院にかけつけた尚に、自分の気持ちを打ち明けました。
「好きと嫌いは自分じゃ選べないから。好きになっちゃったら、どんな尚ちゃんだって好きなんだから」
尚はその言葉を聞いて「好き」と答え真司に抱き着きますが、次につぶやいた名前は「侑市さん」でした。
名前を言い間違えたことに気が付かない尚、そしてそれを指摘しない真司。
いつも通りの態度で真司を心配する尚に、真司はぎこちない態度で接してしまいます。
「名前を間違えるくらい序の口だ」真司はと自分に言い聞かせますが、心に不安を抱えたまま病院で一夜を過ごすことになりました。
真司の部屋に一人戻った尚は、火にかけたヤカンと湯を出しっぱなしにした風呂のことを忘れてうたた寝をしてしまいます。
ヤカンの音に気が付いて慌てて火から外し、風呂も湯の流れる音で気が付きました。
覚えていないと不安になる尚は、そこでまた「侑市さん」と助けを求めるように呟きます。
ハッと気が付く尚。
一人でうずくまりながら、真司と話した記憶確認の答えを呟きます。
その時、真司から明日着替えを持ってきてとLINEが入ります。
何事もなかったかのように真司に返事を送りますが、玄関の扉には「着替え持って行く」とメモを書いて貼り付けました。
真司の小説が上司に知られた!
無事退院の許可が下り、帰宅途中で尚は、昨日名前を呼び間違えなかったかと真司に確認しました。
「え?何それ」ととぼける真司。
尚は家に着くと真司に気が付かれないように扉に張り付けたメモを剥がしました。
するとチャイムが鳴り、真司の上司である木村(富沢たけし)が見舞いにやってきました。
「こいつのどこが好きになったの?」という木村の質問に「好きと嫌いは自分じゃ選べないんで。好きになっちゃえば好きなんです」と尚は笑顔で答えました。
「頭のいい人は難しい事いうね」と笑っていたら、机の下にあった真司の小説に気が付きます。
尚は木村に、真司が小説家であることを告白し、木村はちゃっかりサインをもらい、その本を職場に持ち込んで、尚と真司の馴れ初めも話しながら自慢をしました。
その夜、ごみ箱に捨ててあった「着替え持って行く」と書いたメモを発見した真司は、見なかったことにしてまたゴミ箱へ戻し、尚の病気への不安や恐怖に思いを馳せました。
尚のことが頭から離れない侑市、想いは募って・・・
その頃侑市は、母親・千賀子(夏樹陽子)にまたお見合い相手を紹介され、梓澤レイ(桜井ユキ)と会うことにしました。
名刺代わりに健康診断のデータを渡すレイから、尚を連想してしまう侑市。
「先生は無駄な時間がお嫌いなんじゃないかと思いまして」と、聞きにくいこともズバズバ聞いてきて、明るく接してくれるレイ。
最後に「結婚を前提にお付き合いして頂けませんか?」との質問に、侑市は「お願いします」と答えました。
尚ちゃんのこと小説に書いていいかな
自宅で一人、パソコンに向き合う真司。その内容は新しい小説のタイトルでした。
職場に復帰し、また同じくらいシフトを入れてほしいと頼みますが、逆に本業を頑張れよと木村達に励まされます。
帰宅した真司は尚に、小説をまた書き始めることを報告し、尚のことを書いていいかと質問しました。
病気の尚のことだけでなく、尚と真司の大恋愛の顛末を書きたいと訴えた真司に尚は、「書きたいことを書いてほしい」と言いました。
しかし、読む人が尚と真司のことだとわかってもいいかという質問には躊躇します。
真司は「じゃあ全然違うタイプの女性にしようかな!」と明るく提案しました。
「その人はめちゃめちゃ料理が上手で、毛深くて、濡れた雑巾を放置したような体臭がして・・・」
真司の提案に笑った後、尚は「いいよ、好きに書いて」と許しました。
侑市と尚の距離
尚の定期健診の日、先日KITAレディースクリニックにて尚と薫の方針の違いに不満を訴えた患者・畑野(高橋ひとみ)が偶然病院で尚を目撃し、後を付けました。
そして、受診科と担当医から尚の病気のことを割り出してしまいました・・・。
一方診察室では、真司が侑市の元を訪れていたことを知り、尚は戸惑いました。
そんな尚に、侑市は真司との結婚を勧めてきました。
「自分が誰だかわからなくなる私を死ぬまで背負えなんて言えない」という尚。
「そうなるかなんてわかりません。きっと、楽しい時間だってあると思いますよ」と侑市。
「でも先生は私と結婚なさらないでしょう?」という尚に対して「僕は降られた身ですよ」と侑市は返しました。
侑市はその夜レイとデートをし、別れ際にキスをするとレイから「キスだけ?」と聞かれました。
「今日は帰りましょう」と言って帰宅をすると、侑市の母からレイとのことはどうするのかという電話が掛かってきました。
「前の人のことは死んだ人だと思って忘れなさい。こっそり主治医なんてしてるからわかなくなるの。とにかくあの人の主治医なんて辞めなさいね」
と一方的に言ってくる母に
「今その話はしたくないから切るね」と言って侑市はため息を一つ付きました。
脳みそとアップルパイ
真司が書き始めた小説のタイトルが決まりました。
「すごくいい、売れる!」と尚は絶賛します。
「出だしを読んでもいい?」と聞いて読み始めると、尚は悲しそうな、辛そうな顔をしました。
『脳みそとアップルパイ』
彼女はあの頃からいつも急いでいた
まるで何かに追われるように
いつもいつも走っていた
「どうした?良くない?」と心配する真司に、尚は抱き着いて「走りたくない。もうここで止まっていたい」と言いました。
尚の病気のことが広がる
KITAレディースクリニックの口コミサイトに尚の病気のことが記載され、若年性アルツハイマーであることを隠して診察を行っていたことが問題であると、誹謗中傷のコメントが殺到していました。
同時にクリニックにもクレームやキャンセルの電話が相次ぎ、とうとう厚生労働省の医師免許審議室からも呼び出されることになりました。
翌日の朝、尚は真司に口コミサイトの炎上のことを話し、厚生労働省に言って事情を聞かれることになったと伝えて仕事に行きました。
侑市の証言
尚と薫が厚生労働省に到着すると、そこには既に侑市が待っていました。
診断書を頼まれていたが、直接話した方がいいだろうとのことでわざわざ来てくれたそうです。
審議官からの質問に対して素直に答えていく尚と薫。
そこに口を挟もうとする侑市に、審議官は「主治医の井原先生には明日の13時においで頂きたいとお願いしたはずですが」と答えました。
それでも構わず診察内容を報告し、医師として働くことに支障はないし、病気の進行を遅らせるためにも医師の仕事を続けた方がいいと勧めてきました。
尚の病気と向き合う姿勢や患者に対する思いなども熱く語ったことで、審議対象ではないという判断になりました。
実はクレームを入れてきたのは幹部の妻なので無視できなかったというのが本当のところだったそうです。
そしてその幹部の妻というのが、尚の元患者であり、病院で尚の後をつけた畑野でした。
真司の応援と葛藤
真司も職場のパソコンから、KITAレディースクリニックの口コミサイトにいい口コミを書き込んでいました。
厚生労働省からクリニックへと帰った尚はその口コミを目にします。
「KITAレディースクリニックでいただいたお薬を飲んだら、濡れたまま放置した雑巾みたいな体臭がなくなりました。すばらしいクリニックだと思います」
スタッフと一緒に口コミを見てほほ笑む尚。
真司からの応援も尚の元に届いていました。
帰宅した尚は真司に手伝ってもらい、受け持った患者さんたちに自分の病気のことを書いた手紙と侑市がくれた診断書を送る用意をしていました。
「今回井原先生には本当にお世話になったのよ。あ、真司もありがとね、濡れ雑巾の書き込み」
侑市のことはしみじみ呟くのに、真司のことは軽い言い方になってしまった尚。
それに対して真司は
「やっぱりあの先生は尚ちゃんにとっていなきゃならない人なんだな。尚ちゃんは心の中で俺より井原先生を頼りにしているよ。そう思うんだ」
と言いました。
「好きと嫌いは選べないんだもん。好きなのは真司なの。どうしても真司なの」
と尚は強く真司に訴えかけますが、真司は以前名前を言い間違えられたことを指摘しました。
病気を理由に強い言葉を投げてしまう尚に、真司も自分の本音を口にしました。
「そもそも俺のことだって、病気のせいで恋に落ちたと思い込んでるだけじゃないの?」
うろたえた尚は、泣きそうな顔で手紙を片付けてそのまま家を出ていきました。
侑市の告白、真司の別れ
尚が真司の家を出て歩いていると、道に佇む侑市に出会いました。
「何してんですか?」という問いかけに「何してんだろう」と答える侑市。
「どうしても会いたくなって来てしまった。でもだからと言ってどうしていいかわからなくって、ずっとここに座って考えていたんだ。一時間くらい。
今日のことだって、尚のためだけにしたことじゃないんだ。気づいたんだ、尚に僕が必要なんじゃない。僕に尚が必要なんだ」
そう告白をする侑市に、尚は
「先生には感謝しています。でも私が愛しているのは間宮真司なんです。彼の存在が一番私に生きる力をくれるんです」
「ごめんなさい」
と返し、そのままUターンして真司の元に戻りました。
尚はさっきの謝罪をし、真司への思いを正直に告白し始めるが、その言葉を遮るように、真司は一言。
「別れよう」
と伝えました。
『大恋愛~僕を忘れる君と』第5話(11月9日放送)のあらすじ紹介
2018年11月9日(金)22時から放送の『大恋愛~僕を忘れる君と』第5話のあらすじを紹介します。
尚(戸田恵梨香)に、「別れよう」と伝えた真司(ムロツヨシ)。
それは、尚の病気のことを考えて出した、苦渋の決断だった。
娘の様子を見て心配した薫(草刈民代)は、事情を聞こうと真司のもとを訪れるが・・・。
尚と顔を合わせたくない真司は、木村(富澤たけし)の計らいでバイト先の倉庫に泊まることに。
尚は、どうにかして真司と話そうと、バイト先を訪れるが、真司に気を使った木村が追い返してしまうのだった。
メールを送っても真司が待ち合わせに現れることはなく、尚はいつもの居酒屋で一人ぼっち。
そして、真司から尚宛ての宅配便が届いたある日、真司のアパートからは全ての荷物が撤去されていた。
それから、9か月後・・・。
『大恋愛~僕を忘れる君と』公式サイトより引用
まとめ
「大恋愛~僕を忘れる君と」第4話では、ついに侑市が尚に気持ちを告白しましたね!
レイとの初対面の時から尚を思い出しちゃうし、デートの時にはレイと目を合わせないようにしている不自然さ、ぎこちなさがすごく気になりました。
侑市は真面目なんですよね。だからこそレイを傷つけたくない。でも自分を抑えられない。その葛藤がよくわかりました。
そして反対に真司が尚に別れを!!!
尚や侑市との格差にコンプレックスを持ってる真司が、ここまでよく頑張った!って褒めてあげたいです。
真司は真司で尚のことを大事にして応援しているのに、その歯車がちょっとズレただけでコンプレックスがまた刺激されちゃったんでしょうね。
最後のエピローグの言葉、
「10年間書きたいネタも書きたい言葉も何一つ浮かばなかった。その俺にもう一度小説を書きたいと思わせた女。そのかけがえのない女の運命の相手は俺ではなかったのだ」
がすごく切なくって胸に刺さりました。
次回がどうなっていくのか。「大恋愛~僕を忘れる君と」第5話が待ちきれません!!
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