世界のピクサーが制作したディズニー映画『リメンバー・ミー』。
その美しい映像と暖かいストーリーに涙した人も多いのではないでしょうか。『リメンバー・ミー』は、映像美も高く評価されていますが、同じくらい音楽の評価も高い作品です。
第90回アカデミー賞では、長編アニメ映画賞と主題歌賞の2部門でノミネート、見事受賞しています。
今回は『リメンバー・ミー』の字幕・吹き替えそれぞれの声優について、また使用楽曲についても紹介致します。
目次
映画『リメンバー・ミー』の概要
2017年に公開された映画『リメンバー・ミー』。
音楽禁止の掟がある一家で育った少年が、こっそり手にした伝説のギターをきっかけに死者の世界に行ってしまい、音楽愛や家族愛、生きることや死ぬことを感じながら大冒険を繰り広げるファンタジー・アドベンチャーです。
名作『トイ・ストーリー3』を撮った監督の待望の作品ということで注目が集まっていましたが、期待を裏切らない素晴らしい作品で大ヒットを記録しました。
詳しい内容はこちらから↓
映画『リメンバー・ミー』の声優は誰?
ディズニー・ピクサー作品と言えば毎回豪華な声優陣。字幕・吹き替えそれぞれの声優を紹介していきます!
ミゲル
アンソニー・ゴンザレス/石橋陽彩
2017 was MAGICAL!!!!⭐️ Extremely thankful for each and every single one of you!!! Happy New Year 2018!!! 🌟🎶🎸🤗 #thankful #blessed #love #happiness #coco #unpocoloco #Miguel #magical #happynewyear pic.twitter.com/juNtzcWDft
— Anthony Gonzalez (@AnthonyBGonzal) January 1, 2018
ミゲルの声を担当したのは、アメリカの俳優で歌手のアンソニー・ゴンザレスさんです。
2004年生まれの彼は、公開当時ミゲルと同世代の13歳でした。
アンソニーさんは4歳の時からメキシコのマリアッチで歌ってきたといい、歌唱力はもちろん、その表情が見える歌は世界のピクサー映画で主役を張るにふさわしいと歌声で、13歳とは思えないその表現力に脱帽です。
当初アンソニーさんは臨時のミゲル役ということでレコーディングを行っていましたが、映画制作スタッフに気に入られ正式に起用が決まりました。
一方、日本語吹き替えを担当したのは石橋陽彩(いしばし ひいろ)さん。アンソニーさん同様2004年生まれの男の子です。
おはようございます!!
今日は映画「 #リメンバーミー 」 劇場公開初日となりました🎊
無事にこの日を迎える事ができてうれしいです😆🙏映像と音楽が本当に素敵なのでたくさんの方に劇場で楽しんでもらいたいです🍿💗🍿
みなさんの感想ツイート待ってます🕊 pic.twitter.com/xMoAFsp2ZS
— 石橋 陽彩 (@HIIRO_ISHIBASHI) March 15, 2018
石橋さんはエイベックスに所属する俳優・歌手で、2015年にエイベックス主催の『キラチャレ2015』で歌部門のグランプリを受賞しています。
今回のミゲル役で声優は初挑戦。等身大のピュアなミゲルの声に感情移入してしまいます。
石橋さんは歌が大好きで、4歳の頃からスクールに通ったというその歌唱力は”奇跡の歌声”と呼ばれ、ミュージックステーションにも出演して話題を集めました。
字幕版のアンソニーさんに負けない表現力は必見です。
ヘクター
ガエル・ガルシア・ベルナル/藤木直人
出典:https://www.reddit.com/
ヘクターの声優を担当したガエル・ガルシア・ベルナルさんは1978年生まれのメキシコ人俳優です。
スペイン語、英語の他にポルトガル語、フランス語、イタリア語もある程度喋れるという彼は、2007年に映画監督デビューも果たしており、その活動は多岐にわたっています。
今回の役どころはギターをもって歌うガイコツ。劇中では『ウン・ポコ・ロコ』を楽しげに歌い、ミゲルと息の合った美しいハモりを響かせています。
しかし、ガエルさんはこれまで歌手としての活動はあまりなく、映画の声優を務めるにあたり歌唱トレーニングを受けてレコーディングに挑みました。
それでも、アカデミー賞の授賞式で披露することが分かった時は動揺を隠せなかったようで、披露した後のファンの反応は「顔はかっこいいから大丈夫」といった励ましのコメントが多く、ガエルさんは意外な一面を世間に晒してしまったようです。
そして、日本語吹き替えを担当したのは藤木直人さん。
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\何度見ても泣いてしまう
とても素敵な作品😭これからも世代を超えてたくさんの方に見続けられますように🌟#藤木直人#ヘクター pic.twitter.com/VlQXomaDYh
— 藤木直人official (@fujiki_official) February 21, 2020
日本の数多くのテレビドラマで活躍する俳優で、「おしゃれイズム」のMCを長年担当していることでも有名です。
俳優のイメージが強い藤木さんですが、デビュー直後は歌手としてCDデビューを果たしているミュージシャンでもあります。
劇中では見事なリズム感でラテンの曲を安定した歌声で披露しています。ミゲル役の石橋さんとのハーモニーもばっちりです。
ママ・イメルダ
アラナ・ユーバック/松雪泰子
So proud of Coco and La Llorona! @pixarcoco xoxoxo pic.twitter.com/ozJXn5bXpZ
— Alanna Ubach (@Alannaubach) March 5, 2018
アラナ・ユーバックさんは1975年生まれの女優・歌手です。数多くのアメリカの映画やテレビドラマに出演しています。
『天使にラブソングを』に出演するなどゴスペルも歌いこなす歌手としても実力派のアラナさんは、母親がメキシコ出身ということもあって、今回のイメルダの情熱的な歌唱シーンも見事に歌い上げています。
吹き替えの松雪泰子さんは1972年生まれの日本を代表する女優で、映画やテレビドラマに数多く出演し、過去に日本アカデミー賞受賞歴を持つ実力派俳優です。
歌唱のイメージはあまりない松雪さんですが、舞台『キャバレー』でミュージカルを経験していて、今作でも芯のある女性イメルダのイメージ通りの力強くも包容力を持った美しい歌声を披露しています。
耳に残る「ウン・ポコ・ロコ」のメロディー
映画『リメンバー・ミー』は、第90回アカデミー賞で主題歌賞を受賞しています。
映画を観て特に印象に残る曲は、「リメンバー・ミー」と「ウン・ポコ・ロコ」ではないでしょうか。
「ウン・ポコ・ロコ」は、ミゲルとヘクターのハーモニーがたまらない名曲です。一度聴いたら、しばらく耳から離れないはず!歌唱力の高い、石橋さんと藤木さんを起用したのも納得です。
「リメンバー・ミー」は、エルネスト・デラクルスが歌うバージョンと、ヘクター(藤木直人)が歌うララバイバージョン、そして、最後にミゲル(石橋陽彩)とママ・ココ(大方斐紗子)が歌うバージョンがあります。
また、日本語版のプロモーションとして、シシド・カフカ feat.東京スカパラダイスオーケストラがエンドソングを担当しており、エンドロールで曲が流れます。
まとめ
今回紹介した主要キャラクターのほかに、日本語吹き替えキャストとして横山だいすけさん、渡辺直美さん、高柳明音さんという豪華な面々が出演しています。
メキシコの陽気なラテン音楽と物語の世界観を邪魔することなく、キャラクターたちに息を吹き込んでいます。
日本語吹き替えが必見なのはもちろんですが、やはり字幕版で聞ける本場ラテン音楽のシーンは見事です。
ぜひどちらもチェックしてみてください!
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