自らもママであるイラストレーター・漫画家のちくまサラさんがネット上に投稿した漫画が、多くの女性から共感を得ています。
普段は勤めに出ている男性にはわからない、育児中の専業主婦の方が忙しい理由を説明した漫画です。
専業主婦で一日のほとんどを自宅で過ごしながらも、食事の準備や片づけが難しい理由について、自らの体験をもとに漫画にしました。
ちくまサラさんの漫画が共感を得ている理由や、漫画内で説明されている子持ち専業主婦の忙しさについて紹介します。
目次
ちくまサラさんがネット上で公開した育児漫画が話題、子持ちの専業主婦の忙しさを説明
1月31日にちくまサラさんがTwitterで公開した、「子持ちの専業主婦ってなんでそんな忙しいの?を説明した漫画」が話題です。
仕事から帰ってきても、専業主婦の方が食事の準備や洗濯を終えられていないのはなぜ、と感じる男性の疑問に答える内容の漫画となっています。
「子持ちの専業主婦ってなんでそんな忙しいの?」を説明した漫画(1/2)
https://t.co/Jb69COgwK9 pic.twitter.com/Tca0AKmArh
— ねとらぼ (@itm_nlab) February 13, 2020
(2/2)https://t.co/Jb69COgwK9 pic.twitter.com/9KOix4HoKu
— ねとらぼ (@itm_nlab) February 13, 2020
小さい子どもが起きている時は常に子どものそばにいるため、その間家事をすることはできないというのが、最大の理由となります。
ちくまさんは、子どもの世話を最優先にした結果トレになかなか行けず、膀胱炎になる方もいるほどと、育児の大変さを説明しました。
必要な家事の間だけでも号泣する子どもを放置するわけにはいかず、昼寝の時間に大人しく寝てくれる子ばかりではないことも、家事を任意の時間にこなせない理由です。
ちくまさんはベビーサークルの中に子どもを入れ、Youtubeなどを見せておくことは、子どもにとってよい育児ではないと考えています。
子どもの面倒を見ることで手いっぱいになる結果、家事になかなか手が回らないという意見は、多くの方から共感を得ています。
子持ち専業主婦の忙しさは「目を離せない」こと、ママに向かって「何してたの」は禁句も多くの共感を獲得
ちくまサラさんの漫画で最も多くの共感を得ているところは、以下の2点です。
- 育児の忙しさには、「目を離せない」という忙しさがある
- 子育てに追われ家事が完了できなかったママに対し「何してたの」は禁句である
子どもが危険な目に遭わないように、常にすぐそばに付き添っていなければならないというのは、男性には実感しにくいところであり、ママが理解を示してほしい部分と言えます。
また、「何してたの」「時間はあったはずなのに」ではなく、お互いを労うようにすることが夫婦間で大切だという意見も、主婦の方からたくさん上がりました。
一方、未婚の方、お子さんがいない方からは、少し違った感想が出ています。
- このような苦労があることがわかっているから結婚や出産に踏み切りにくい
- 社会全体が子どもの面倒を見ていた昔と違って主婦が一人で子育ての苦労を背負う必要がある時代になってしまった
といった、日本の社会的な課題について考えさせられる感想も聞かれました。
ちくまサラさんはライブドアブログ公式ブロガーとして育児漫画を執筆、2児のママとして奮闘中
子持ち専業主婦の忙しさについて漫画にしたちくまサラさんは、現在子育てをしながらイラストや漫画の仕事をしています。
ライブドアブログの公式ブロガーとして、自らのブログ「千曲がり奮闘記」にて2020年2月現在までに260本の育児漫画を投稿しました。
ナンバリングされた育児漫画以外にも、数々の漫画を投稿しています。
漫画からは主婦の方から共感を得られる育児の苦労や、何気ない日常の一コマを垣間見ることができます。
ちくまさんは、自らも2015年生まれの長女・2019年生まれの長男と2人のお子さんを育てながら仕事をなさっています。
そのバイタリティには、本当に頭が下がりますね。
ちくまサラさんの「子持ちの専業主婦の多忙を表現して漫画に多数の共感、子育て支援の必要性も浮き彫りに
ちくまサラさんが子持ちの専業主婦が非常に忙しいことを漫画で表現し、多くの共感を得たことは、日本での子育ての難しさにもつながってきますね。
ちくまさんのように、ベビーシッターや親戚、近所の方の助けを借りず、大部分を一人で子どもを見ながら家事をされている方は少なくありません。
総合的な育児支援が、日本ではかなり遅れていることを痛感させられる漫画でもあります。
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