映画『秒速５センチメートル』は2007年に公開された、新海誠が監督する全63分のアニメーション映画となっています。監督・脚本・制作ともに新海誠が担当しており、日本のアニメーション技術が世界で高評価を受ける理由が一目瞭然と思うくらい描写が美しく、観る者を魅了するほど感動的です。
こちらの記事では、映画『秒速５センチメートル』の動画を無料視聴する方法や配信サービスをはじめ、気になる、あらすじネタバレや感想についても紹介します。
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目次
映画『秒速５センチメートル』動画を無料視聴する方法
映画『秒速５センチメートル』は、複数の動画配信サービス（VOD）で配信されており、どのサービスでも月額定額料金で無料で見る事ができます。
2019年6月現在、映画『秒速５センチメートル』を配信している動画配信サービスは以下の通りとなります。
『秒速５センチメートル』人気VOD動画配信状況
| 映画配信サイト | 配信状況 | 無料期間 |
|---|---|---|
| FODプレミアム | 〇 | 1ヵ月間 |
| U-NEXT | 〇 | 31日間 |
| Hulu | 〇 | 2週間 |
| ビデオマーケット | 〇 | 31日間 |
| auビデオパス | 〇 | 30日間 |
| Netflix | × | 30日間 |
※上記の情報は2019年6月時点での情報となります。
過去に登録したことがある動画配信サービスがあれば、それ以外の所で登録すれば、また無料で見れますので、ご自身の登録状況を確認の上、ぜひ無料で映画を楽しんでみてください。
PandoraやDailymotionなどの動画共有サイトで無料で見れる？
無料で動画が見れるサイトとして有名なPandoraやDailymotion。
これらのサイトがなぜ無料かというと、テレビ番組や映画などの動画が無断で違法アップロードされているからです。
過去にまんが村というサイトが無料で漫画が見放題で話題になっていましたが、実はサイトを経由して漫画を読むユーザーに仮想通貨のマイニングを強制的にさせるプログラムが組まれていたとのこと。
PandoraやDailymotionなどの無料動画共有サイトでも、見えないデメリットとリスクがあります。
- 広告が頻繁に表示され、低画質かつ低音質
- 違法アップロードなので随時削除され、リスクが伴います
- スマホやPCへのウイルス感染や個人情報漏えいのリスク
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- 『星を追う子ども』（2011年）
- 『言の葉の庭』（2013年）
- 『彼女と彼女の猫 -Everything Flows-』（2016年）
- 『君の名は。』（2016年）432円
※2019年6月20日現在の情報です。
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映画『秒速５センチメートル』作品詳細
映画『秒速５センチメートル』作品データ
- 製作年/2007年
- 製作国/日本
- 配給/コミックス・ウェーブ・フィルム
- 上映時間/63分
- オフィシャルサイト/https://www.cwfilms.jp/5cm/
映画『秒速５センチメートル』キャスト一覧
- 水橋研二／遠野貴樹
- 近藤好美／篠原明里（少女）
- 花村怜美／澄田花苗
- 尾上綾華／篠原明里（成人）
- 水野理紗／花苗の姉
映画『秒速５センチメートル』スタッフ一覧
- 監督/新海誠
- 原作/新海誠
- 脚本/新海誠
- 絵コンテ/新海誠
- 演出/新海誠
- キャラクター原案/新海誠
- キャラクターデザイン/西村貴世
- 作画監督/西村貴世
- 美術監督/新海誠
- 美術背景/丹治匠、馬島亮子
- 色彩設計/新海誠
- 撮影/新海誠
- 編集/新海誠
- 音響監督/新海誠
- 音楽/天門
- 主題歌/山崎まさよし「one more time, one more chance」
- 制作/新海誠、コミックス・ウェーブ・フィルム
映画『秒速５センチメートル』のネタバレあらすじ
ここからは映画『秒速５センチメートル』の詳しい内容やネタバレを含みます。これから映画をご覧になる方はご注意下さい。
『秒速５センチメートル』は3部構成で成り立っており、1人の男の子の初恋に焦点をあてて、周りの恋する女の子の気持ちや初恋の儚さが、語り部形式で展開されていきます。
第１話 桜花抄（おうかしょう）
貴樹と明里は親の転勤で転校を繰り返していました。
ある東京の小学校に貴樹が転校してきた1年後、明里も同じ小学校に転校してきました。仲良くなった2人でしたが、小学校卒業後、明里が栃木に転校することになり、2人は離れ離れになってしまいました。
半年後、貴樹の元に明里から初めて手紙が届き、そこにはなんてことない日常や明里の想いなどが綴られていて、それから2人は手紙で近況や想いを伝えあっていました。
そんな時、貴樹が鹿児島に転校することが決まり、貴樹は明里に会うため栃木に行くことに決めました。明里の住む町の駅までの経路と時間を調べた貴樹は、3月4日午後7時に会いに行くと手紙で知らせました。
そして当日、学校が終わり電車で出発しましたが、あいにくの大雪により電車は送れ、最終的には停車を余儀なくされてしまい、初めての1人旅での心細さと何時間も電車に閉じ込められている不安感に押しつぶされそうになりながら必死で涙を堪えていました。
約束の時間に大幅に遅れていますが、きっと自分を待ってくれているだろう明里に「どうか帰っていてくれればいいのに」と、思いとは裏腹に願ってしまっていました。
なんとか明里の待つ駅に到着した貴樹は、待合のストーブの前でうつむいて待っている明里を見つけ声を掛けました。明里は、会えないかもしれないという不安が貴樹が来てくれた嬉しさに変わり、貴樹のコートの裾を握りしめ涙をこぼします。
駅の待合で明里の手作り弁当を食べながら過ごしましたが、帰りの電車がないため明里と共に駅を出ました。
雪の積もった桜の木の下でキスした2人は13年間を分かち合えた気持ちになったのですが、このキスの前と後では見える景色が変わり、貴樹は彼女を守る力が欲しいと願いました。
翌日2人は始発電車で「元気で」と短く言葉を交わし別れました。
第２話 コスモナウト
貴樹は高校生になり弓道部に所属していました。クラスメイトの花苗とは、毎日一緒に帰り、いつもの店で飲み物を買い、2人で他愛もない会話をするような仲でした。
そんな花苗は、中学2年の春に転校してきた貴樹に一目ぼれし、貴樹と同じ高校に行くため猛勉強したほどでしたが、貴樹は時おり誰かにメールをしていて、花苗は自分の入り込む余地がないと思っていました。
そんな気持ちで過ごしていたある日、サーフィンでスランプに陥っていた花苗がやっと波に乗ることができました。その日花苗は「今日、貴樹に告白する」と決意しました。
学校で貴樹に会えなかった花苗は、帰り道の草原に座って貴樹を見つけ話しかけましたが、貴樹の見ている先に自分はいないと感じでしまった花苗は告白することができませんでした。
2人一緒に歩く帰り道、種子島で発車されたロケット。しかし貴樹はそれよりも果てしなく遠い場所を見つめているようでした。
第３話 秒速５センチメートル
東京の大学に進学し就職した貴樹は、東京で一人暮らしをしていました。
水野理沙という恋人がいましたが「1000回メールしても、心は１センチくらいしか近づけなかった」と別れを告げられ、昔の夢をみたり思い出に浸ったりと、貴樹は初恋の明里に今だに心が囚われていると感じていました。
そして会社での業務に追われる毎日に、嫌気がさした貴樹は退職してしまいました。
そんなある日、懐かしい街の踏切で女性とすれ違います。振り返れば彼女も振り返ってくれると思った貴樹は、電車が通り過ぎ振り返りましたが、そこにはだれもいませんでした。
明里はとっくに貴樹を思い出にしていました。
映画『秒速５センチメートル』の感想まとめ
映画『秒速５センチメートル』は100人見れば100人違う感想を持つのではないでしょうか。
少し調べるだけで、怖い話しだという方、感動的だと言う方、内容でなくアニメーションの美しさに感動したという方、様々な感想が出てきます。
私は恋愛映画はあまり見ませんが、恋愛映画というより男の初恋の儚さと、女の心の強さを現した内容に関心しました。そしてなにより、描写の美しさに感激しました。
この映画の原作は小説としても出版されていて、貴樹が失くした手紙や明里が渡せなかった手紙の内容が書かれているそうです。
小説が好きな方は読んでみるといいかもしれませんが、このストーリーは、貴樹や明里の想いをうやむやにすることで、それを見た人が好きなように想像し完結するようにできているので、詳しく書かれている小説を見てしまうと、この映画に対する感想や想いが変わってしまうのではないかと思います。
想像や妄想が好きなかたにはもってこいの作品となっています。そして、アニメーションの美しさは必見です！
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