ドラマ『僕のいた時間』は、2014年1月から3月まで、フジテレビ系列・水曜ドラマ枠で放送されました。
メインキャストは俳優・三浦春馬さん。三浦さん演じる澤田拓人が難病と立ち向かい、懸命に生きようとするハートフルヒューマンドラマです。
共演するのは多部未華子さん、風間俊介さん、斎藤工さん、山本美月さんなど豪華キャストが揃っています。小学生の浜辺美波さんにも注目です。
こちらでは、『僕のいた時間』の動画を無料で視聴する方法や、あらすじや登場人物などのドラマ情報をご紹介していきます。
目次
ドラマ『僕のいた時間』見逃し動画の視聴方法は?
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ドラマ『僕のいた時間』作品紹介
『僕のいた時間』あらすじ
澤田拓人(三浦春馬)は、青楓学院大学の3年生。就職活動を始めますが、全く受かりません。
父親は山梨で病院の院長をしており、拓人に医者になって欲しかったのですが、願い叶わず。
就職活動が決まらない拓人に、山梨で事務職員をしたほうが世間体にもよいとプレッシャーをかけてきます。
母は、弟の陸人にかかりっきりで医大受験を応援。拓人のことは、半ば諦めている様子。
そんな中、ある会社の面接で、同じ大学の学生、本郷恵と出会います。面接中、恵の携帯が鳴り、拓人は自分が携帯をきり忘れたとかばいます。それが2人の出会いとなります。
その後、拓人は家具の会社に就職が決まり、恵はファミレスのバイトを辞め介護のアルバイトを始めます。
拓人は、時々は左手に力が入らず物を落としてしまうことがあり、病院を受診します。そこで下された診断は、いずれ身体が動かなくなるALS(筋萎縮性側索硬化症)。拓人は家族にも恋人の恵にも打ち明けられず、やがて2人は別れます。
自分の病気を知ってからというもの、拓人はどう生活していくか、どう生きていくかを考え始めます。
自分の命のリミットを知り、家族や恋人、周りの人々とどう関わっていくのかを考え、生きることを考える一人の若者の物語です。
『僕のいた時間』原作
ドラマ『僕のいた時間』の脚本は、橋部敦子さんのオリジナル作品です。
橋部敦子さんは、愛知県出身のシナリオライター。これまで、『フリーター、家を買う』、『僕の生きる道』、『救命病24時』など数々の脚本を手がけてきました。
そんな橋部敦子さんが『僕のいた時間』で、自分のリミットを知り、もがきながらも懸命に生きていく若者を描いた作品です。
『僕のいた時間』主題歌
主題歌は、Rihwaさんの1stアルバム「BORDERLESS」に収録されている「春風」です。
爽やかな曲調と伸びやかなRihwaさんの歌声が心に響きます。
聞いていると何だか切なく、でも元気づけられるようなメロディが印象的です。
ドラマ『僕のいた時間』キャスト一覧
澤田拓人(さわだ たくと)/三浦春馬
青楓学院大学に通い、就職活動中。気晴らしはフットサル。
就職活動を始めますがなかなか決まらず、両親から呆れられています。
ある時から左手に力が入らなくなり、やがて身体が動かなくなる難病にかかります。
三浦さんは、ドラマや映画に多数出演され、ルックスの良さだけではなく、しっかりとした演技をされている若手実力派俳優です。
実は、このドラマは、三浦さんが命をテーマにした作品にチャレンジしたいと語ったことをきっかけに実現したドラマだそうです。
本郷恵(ほんごう めぐみ)/多部未華子
拓人と同じ大学の同級生。ある会社の就職面接で拓人に助けられ、それから拓人との交流が始まります。
就職活動しながらファミレスでアルバイトしていますが、なかなか就職先が決まらず焦っています。
向井茂之(むかい しげゆき)/斎藤工
拓人の大学の先輩で大学院生。
恵のことを気になっており、拓人と別れた後、恵とつきあうことになります。
水島 守(みずしま まもる)/風間俊介
拓人の親友。拓人が車椅子生活になり、全面的にサポートします。
村山陽菜(むらやま ひな)/山本美月
恵と同じ大学に通う親友。拓人と恵の恋愛を応援しています。
就職が決まらない場合、条件の良い男性と結婚することを夢見ています。
澤田陸人(さわだ りくと)/野村周平
拓人の弟。頭が良く医大に一発合格。
就職が決まらない兄に、行きたい会社を予め見学したほうがよいと、ちょっと小生意気なアドバイスをします。
澤田佐和子(さわだ さわこ)/原田美枝子
拓人と陸人の母。
兄の拓人よりも、弟の陸人を心配し、陸人が医大に入るのを熱望しています。
澤田昭夫(さわだ あきお)/小市慢太郎
拓人と陸人の父。山梨中央総合病院の院長。
拓人がなかなか就職が決まらず、自分の病院て事務職員をやらないかと拓人に持ちかけます。
ドラマ『僕のいた時間』各話あらすじ
第1話あらすじ
澤田拓人(三浦春馬)は就職活動中の大学生。実家は山梨で総合病院を営んでおり、母親の佐和子(原田美枝子)や父親の昭夫(小市慢太郎)からは医者になることを期待されていたが、いつからかその期待は4歳下の弟・陸人(野村周平)に向けられるようになっていた。
本郷恵(多部未華子)も、ファミレスでアルバイトをしながら懸命に就職活動をしていた。ある商社の集団面接中、電源を切り忘れていた恵の携帯が突然鳴り響いた。母・祥子(浅田美代子)からの電話だった。その時とっさに立ちあがり、自分のせいにして恵をかばったのは、同じ会社を受けていた拓人だった。
拓人が同級生の水島守(風間俊介)と大学内のカフェテリアにいると、そこに、恵が友人の村山陽菜(山本美月)とやってきた。そこで初めて拓人が同じ大学だったということを知り、驚く恵。
拓人も例の商社の面接で落ちたと知った恵は、彼に謝った。拓人は、そんな恵に、落ちた理由を直接聞きに行こうと言い出す。当たり障りのない回答をされて商社から追い返されてしまった拓人と恵は、1日だけ現実逃避をしようと決め、海へ遊びに行く。
シャンパンを飲みながら楽しいひと時を過ごしたふたりは、3年後の自分に向けた手紙を書き、空のボトルに詰めて砂浜に埋めた。拓人は、サークルの先輩で大学院生の向井繁之(斎藤工)に気晴らしに付き合ってもらったりしながら就職活動を続けていた。しかし、そんな拓人の体に異変が…。
第2話あらすじ
澤田拓人(三浦春馬)は、家具販売会社で正社員として働き始める。拓人は、年上のアルバイト店員から仕事を教えられるが覚えなければならないことも多く、懸命についていくような毎日だった。
一方、就職活動に失敗した本郷恵(多部未華子)は、卒業後もファミリーレストランでアルバイトをしながら、正社員採用を目指して就活を続けていた。
ある日、拓人は恵を食事に誘う。久しぶりの再会を果たしたふたりは、お互いの近況を報告しあい、今度は水島守(風間俊介)や村山陽菜(山本美月)も誘って拓人の家で食事をしようと約束して別れる。
食事会の日、陽菜とともに拓人のマンションを訪れた恵は、拓人の弟・陸人(野村周平)と初めて顔を合わせる。拓人はまだ仕事から戻っていなかったが、すでに守が来ていた。そこで恵は、守から拓人たちの父親が開業医で、医大に通う陸人がその後を継ぐ予定であることを耳にする。
しばらくして拓人が帰宅すると、気を遣って、拓人と恵をふたりだけにしてやる守と陽菜。食事を終えた拓人と恵は、一緒に後片付けをする。しかしその際、恵は新入社員の教育係を押し付けられたことへの不満を口にして拓人とぶつかり、つい彼を傷つけるようなことを言ってしまう。
そんな折、寝室で家具の勉強をしていた拓人は、ペットボトルのふたを開けようとした際に、左手に力が入らないことに不安を抱く。
第3話あらすじ
突然左腕が動かせなくなった澤田拓人(三浦春馬)は、整形外科を訪ねる。診察をした医師は、頚椎症だと思われるがしばらく様子をみよう、と拓人に告げる。
一方、介護施設でボランティアを始めた本郷恵(多部未華子)は、施設の職員から、これからはアルバイトとして来てほしいと誘われる。長年アルバイトを続けてきたファミリーレストランに近ごろ居心地の悪さを感じていた恵は、それを承諾。
そんなある日、拓人は恵の家に招待される。恵の母・翔子(浅田美代子)はすっかり拓人のことを気に入った様子だった。仕事中、腕に力が入らず、商品を落として傷をつけてしまった拓人は、再び整形外科を訪れる。医師は、拓人に大学病院の神経内科を紹介した。
そこで拓人の診察をしたのは、神経内科医の谷本和志(吹越満)だった。検査の結果を受け、谷本は今後の治療方針を相談するために家族と一緒に病院に来てほしいと拓人に伝えた。だが拓人は、家族はいないとウソをつき、自分ひとりで話を聞くと返す。
そこで谷本が拓人に告げた病名は、難病のひとつに指定されているALS=筋萎縮性側索硬化症だった。一睡もできずに朝を迎えた拓人は、そのまま仕事に出かける。その夜、拓人は総合病院の院長を務める父・昭夫(小市慢太郎)に電話するが…。
第4話あらすじ
フットサルをしていた拓人(三浦春馬)と繁之(斎藤工)のところに、恵(多部未華子)がやってきた。恵は、繁之に温泉旅行の土産を差し出し、介護のアルバイトをしながら資格を取るための勉強を始めることにした、と報告する。
ある夜、拓人のもとに母・佐和子(原田美枝子)から電話が入る。拓人の弟・陸人(野村周平)から、電子ピアノを送ってほしい、と連絡があったという。陸人には何かうまくいかないことがあるとピアノに向かうクセがあることを知る佐和子は、心配でたまらないらしい。そんな母に拓人は、心配なら陸人に直接聞けばいい、と言って電話を切ってしまう。
別の日、拓人は、神経内科医の谷本(吹越満)を訪ねる。谷本は、役所に特定疾患の申請をするためにも家族には病気のことを話すべきだと勧めた。続けて谷本は、友人や職場の仲間に拓人の気持ちを受け止めてもらえる相手はいるのか、と尋ねる。
その言葉に恵のことを思い浮かべた拓人は、大切な人ほど早く話さなければいけないことはわかっている、と返す。拓人は、恵、守(風間俊介)、陽菜(山本美月)を呼んで鍋パーティーを開く。
守と陽菜が帰った後、拓人は、病気のことは告げずに、「もしこのまま左手がずっと動かなくなったらどうする?」と恵に尋ねる。すると恵は、「どうもしないよ。ずっと拓人のそばにいるだけ」と答える。そんなある日、拓人は、恵の母・翔子(浅田美代子)が働いている弁当店を訪ねるが…。
第5話あらすじ
拓人(三浦春馬)は、恋人の恵(多部未華子)に別れを告げた。ALSを発症したことは言わなかった。拓人から病気のことを打ち明けられた守(風間俊介)も、恵のことを気にかけていた。しかし拓人は、彼女には絶対に知られたくない、という。
同じころ恵は繁之(斎藤工)と会っていた。恵がウォーキングを始めたことを知った繁之は、あくる朝から一緒に歩くことにする。恵は、母親の翔子(浅田美代子)にも拓人と別れたことを伝えた。振られたのは、翔子と拓人が一緒に食事した後のことだという。翔子は、拓人が何故自分に会いに来たのか気になっていた。
ある夜、拓人が帰宅すると、母・佐和子(原田美枝子)が来ていた。拓人の弟・陸人(野村周平)が大学に行っていないことを知り、心配してやってきたらしい。佐和子は、陸人の変化に気づかなかったのか、と拓人を責めた。そこに陸人が帰ってきた。陸人に休んでいる理由を尋ねる佐和子。しかし陸人は、これからは行くと言うだけだった。
次の日、佐和子は大学に行くという陸人を見送ると、彼のことを拓人に頼む。そんな佐和子に拓人は、放っておけばいい、と返す。陸人には医者になって跡を継いでもらわないと困る、という佐和子に対し、陸人は医者に向いていない、と言う拓人。すると佐和子は、陸人のことより自分の将来をもっと考えた方がいい、と言い放つ。別の日、拓人は職場の仲間たちにALSであることを告白しようと決意し…。
第6話あらすじ
拓人(三浦春馬)が恵(多部未華子)と別れてから1年半以上の月日が流れた。病状が進行した拓人は、電動車椅子を使って生活をしていた。親友の守(風間俊介)は、拓人のもとを度々訪れ、行動をともにしている。
拓人の母・佐和子(原田美枝子)は、そんな守に感謝しながらも、大学に行かなくなった次男・陸人(野村周平)のことも心配でならない。陸人は自室にこもったまま、もう2ヵ月も大学に行っていなかった。
一方恵は、アルバイトをしていた介護施設の正社員になり、ALS患者の今井(河原健二)の訪問介護などに取り組んでいた。ある日恵は、交際している繁之(斎藤工)と相談して、母・翔子(浅田美代子)の誕生日にサプライズで花束を贈った。
感激した翔子は、恵のことを頼むと繁之に告げる。陽菜(山本美月)も、このまま繁之と結婚だねと言って恵を冷やかした。拓人は、勤務先の家具屋で仲間たちの協力を得ながら、病状に合わせた仕事を用意してもらっていた。指先を動かすことが難しくなったいまは、パソコンのマウス操作で出来るレイアウトの仕事をしている。
第7話あらすじ
拓人(三浦春馬)は電動車椅子サッカーの練習中に、恵(多部未華子)と偶然再会した。ある日、恵は、陽菜(山本美月)から電話をもらう。近ごろ守(風間俊介)の様子がおかしいから尾行したいという。つき合わされた恵は、こっそり守の後をつけた。
守が向かった先は、拓人が待つ公園だった。恵の手をとって拓人たちの元へと向かう陽菜。拓人は、慌てる守に、サッカーの練習中に恵と会ったことを伝え、せっかくだから4人で食事をしようと提案する。拓人のマンションを訪れた恵たちは、陸人(野村周平)も交えて一緒に食事をする。
その途中、陽菜は、守と陸人を誘って買い物に出かける。拓人とふたりきりになった恵は、借りていたマフラーを返し忘れていたことを謝った。そのとき、恵の携帯電話に繁之(斎藤工)から電話が入る。恵は、拓人の部屋にいることを打ち明け、帰宅したら事情を話すと繁之に伝える。
日曜日、拓人たちのもとに母・佐和子(原田美枝子)と発病以来初めて父・昭夫(小市慢太郎)がやってきた。陸人は、父と母に、大学には戻れないと伝えた。佐和子は、辞めることはいつでもできるのだからいま決める必要はない、と主張し、拓人も一緒に一度家に戻ろうと提案する。
それに対して拓人は、仕事もあるからここに残りたいと返し、介護ヘルパーの利用時間を増やしてほしいと頼む。ひとり暮らしを始めた拓人は、宮前家具の店長から広告の仕事を任せられる。一方守は、恵と繁之の元を訪れ…。
第8話あらすじ
拓人(三浦春馬)は、恵(多部未華子)が何度か自宅に手伝いに来てくれたことを守(風間俊介)に話す。恵と繁之(斎藤工)に会いに行き、拓人の手伝いを頼んだのは守だった。
一方、恵は、一緒に暮らすことはできないと繁之に伝える。恵とともに本郷家に戻った繁之は、一緒に住むことを急ぎ過ぎたのかもしれない、と翔子(浅田美代子)に話す。それでも繁之は、恵が気持ちの整理をつけるまで待つつもりでいた。
主治医の谷本(吹越満)を訪ねた拓人は、広告の仕事で一定の成果を上げたことを報告する。拓人自身はできるだけ長くいまの職場で働くことを望んでいたが、パソコンのマウスを動かすことができなくなったら仕事を辞めて山梨の実家に帰ることも考えていた。
拓人が家に戻ると、陸人(野村周平)が来ていた。実家にいても佐和子(原田美枝子)たちから大学に戻れとしか言われないため、出てきてしまったのだという。拓人と陸人がサッカーの練習をしていると、繁之が会いに来る。
繁之は、恵が拓人のところに来ているかと尋ねた。拓人は、陸人が手伝ってくれているからもう来ていない、と答える。そんな折、拓人のもとに翔子がやってくる。そこで翔子は、恵が繁之とは一緒に暮らせないと言い出したことを拓人に打ち明ける。
拓人は、会って話がしたい、と恵にメールを送った。恵に会った拓人は、繁之や翔子が会いに来たことを告げ、早く繁之と一緒に暮らした方が良いのではないか、と助言する。恵は、そんな拓人に、一緒にいたい、と自分の気持ちを伝える。病気は別れる理由にならない、という恵。
しかし拓人は、生きているだけで精一杯の自分は、誰の役にも立てなくなり、誰かのために何もしてあげられないと返し…。
第9話あらすじ
拓人(三浦春馬)は、母親の佐和子(原田美枝子)に恵(多部未華子)のことを紹介する。佐和子は、陸人(野村周平)から、拓人と恵が以前交際していたことを教えられる。
その後、本郷家を訪れた拓人は、翔子(浅田美代子)に、また恵と親しくさせてもらうことになった、と報告した。拓人が帰った後、翔子は、繁之(斎藤工)は納得しているのか、と恵に問いかけ、こんなことは許されない、と告げるが…。
拓人は、恵とともに主治医の谷本(吹越満)を訪ねる。そこで谷本は、病状が進み、呼吸筋の麻痺が強くなった場合は人工呼吸器を装着することになる、と拓人たちに話す。
人工呼吸器の装着が、呼吸障害を乗り越えていく唯一の方法だった。命に関わる問題でもあるため、人工呼吸器をつけなければならない状況になった際は家族も含めて一緒に考えていくことになる――谷本は、拓人と恵にそう伝えた。
別の日、拓人のマンションに、恵、守(風間俊介)、陽菜(山本美月)が集まり、一緒に食事をすることになった。守は、以前、拓人から捨てるよう頼まれていたペアのマグカップを拓人に返す。捨てようとしても捨てられなかったらしい。その席で、守は陽菜に交際を申し込んだ。が、陽菜からは意外な返事が返ってきて…。
ある日、拓人たちの元に、昭夫(小市慢太郎)と佐和子がやってくる。陸人が人間関係への不安などから食欲不振に陥っていることを知った昭夫は、ただの甘えだと非難した。拓人は、そんな昭夫に、家族だからこそ、陸人の苦しみを理解してやるべきだと主張する。
その夜、拓人の元に、ALS患者の今井保(河原健二)からメールが届く。病状が進み、しゃべることもできなくなった今井がある決断をしたことを知った拓人は…。
第10話あらすじ
拓人(三浦春馬)は、母・佐和子(原田美枝子)に、恵(多部未華子)と一緒に暮らしたいと話す。佐和子は、恵の母・翔子(浅田美代子)のことを気づかいながらも、ふたりの気持ちを尊重する。恵は実家に戻り、必要な荷物をまとめる。そんな恵に対して翔子は、二度とこの家に戻らない覚悟があるなら行きなさい、と告げる。
一方、医学部を目指して勉強を始めた拓人は、恵や弟・陸人(野村周平)に支えられながら、充実した日々を送る。“メグとたくさん笑った”“メグとシャボン玉をした”と、拓人のノートには、恵と一緒にしたことがいくつもつづられるようになっていた。
ある日、拓人たちのもとに守(風間俊介)と陽菜(山本美月)がやってくる。拓人と恵は、結婚する守たちに手作りのアロマキャンドルをプレゼントした。そこで拓人は、医学部を受験することを守たちにも打ち明ける。
一方、陸人は、アルバイトをしようと思っていると拓人に告げる。人と接する仕事はまだ不安があるため、ホームセンターの商品管理をするつもりだという。しかし、商品管理でも人との関わりは避けられない、という拓人の言葉に不安を覚える陸人。すると拓人は、自分も会社の同僚たちに病気のことを知られたらどう思われるか不安に思い、ALS(筋萎縮性側索硬化症)についてのプリントを配るときは緊張した、と話し…。
そんな折、守と陽菜の結婚式が行われる。拓人とともに出席した恵は、陽菜が投げたブーケを受け取り…。
第11話(最終回)あらすじ
死にたいわけじゃない、生きるのが怖いんだ…。
突然姿を消した拓人(三浦春馬)は、降りしきる雨の中、車椅子ごと転倒し病院に収容される。病院へかけつける恵(多部未華子)、守(風間俊介)、弟の陸人(野村周平)、母の佐和子(原田美枝子)、父の昭夫(小市慢太郎)。
「今は、拓人さんが周りの人たちと一緒に生きている幸せを実感できるよう、1日、1日を積み重ねていくことに専念しましょう」と、主治医の谷本(吹越満)は、恵たちにそう伝える…。
生きる意味とは?自分が自分であり続けるためには?
恋人、友人、家族…大切な人たちの思いの中で、拓人が見つけた答えとは…。
ドラマ『僕のいた時間』見どころ


第10話での恵と拓人が一緒に暮らすようになり、普通の恋人同士な感じがとても良かったが残された時間は少ないところが切なかったです。

またこのような難病をかかえても仕事をしたり公演をしたり、主人公の前向きな姿をみて、見習うべきところがたくさんありました。難病をかかえた人に限らずたくさんの人に見てほしいドラマです。


気管切開をするかしないかというのが後半の見所のひとつですが、拓人がどのような気持ちで側にいる家族や彼女の恵(多部未華子)がどのような気持ちで、その決断していくかを素晴らしく描いています。

見どころは、三浦春馬さんが体の不便さと同時に精神的苦痛を見事に表していました。そんな状況ながら恋人や弟を思いやる優しさに胸が熱くなります。とても泣けるドラマです。

主人公の心の変化はもちろん、周りの人たちの心の変化がとても丁寧に描かれていて見ている間はとても苦しかったです。ただ、自分の生き方、ハンデを持つ人への考え方、すべてを考え直させてくれる作品でした。


人は、若ければ若いほど、自分が死ぬことについてあまり考えませんよね。もし自分が難病にかかってしまった時、自分ならどう行動するでしょうか。人間は弱い生き物、一人では生きられません。自分の命が明日終わるかもしれないと思った時、人の本質が出てくる気がします。
この物語を通して、生きること、死ぬことについて考えさせられる、そんなドラマだと思います。

また、筋萎縮性側索硬化症演技を研究し、澤田拓人を演じていた三浦春馬さんの素晴らしい演技が見どころだと思います。

ALSの患者が生きるというのは、様々な人の手を借りないと出来ないこと。「みんなに迷惑をかけてまで生きたくない」と思うのは当然だと思います。しかし、拓人は恵と共に生きる道を選びます。
ALSをテーマにドラマを作るという案は三浦春馬さんが出したと聞きました。彼は一体何を伝えたかったのでしょうか?今となっては知る由もありません。しかし、世の中にALSという病を知ってもらういい機会になったとは思います。
ドラマ『僕のいた時間』感想



身近な人はとても温かくて優しい気持ちになれるドラマですが、このような人に出会ったとき私には何ができるのだろうと考えずにはいられませんでした。

三浦さんはイケメンで演技も好きだったので、いつか見ようとは思っていましたがそのままにしており、母に強く勧められて見ました。イケメンだからどうのとかではなく、老若男女の心を打つ繊細で奥深い演技で見てからしばらく経っていますが、今でも強く心に残っています。

病気を抱えながらも明るく前向きな姿勢の主人公は、見てるこちら側が勇気づけられます。何気ない日常を愛おしく思ったり、周りの人に対してこのドラマの登場人物のように誠実に関わっていけたら人って良いものだと感じます。

しかし、愛する人の長い人生を思う拓人は何より恵を愛していたと言えます。1人でもキチンと生きている拓人には尊敬しかありません。拓人に必要なスキルを得てパワーアップした恵との再会には運命を感じ興奮しました。


母親に褒めてもらいたいと思いながら、挫折して以降は気軽に生きていた拓人が、病気になることによって人生を悩み、真剣に生きようとする姿に毎回泣かずにはいられませんでした。その拓人を支える多部未華子演じる本郷恵の献身な姿にも感動しました。そして生きると言うことを考えさせられた作品でもありました。

拓人は家族ともうまくいっておらず、自分の病気をなかなか伝えられません。普通だったら、病気を支えてくれるのは身近にいる家族の存在が大きいはず。自分の身体がだんだんと動かなくなり、人工呼吸器をつけてまで生きるべきなのか、拓人の最後に出した決断にとても感動しました。
ぜひ、多くの皆さんに見ていただきたい作品です。

そんな中、今の自分にできることを精一杯頑張っている姿に感動し、命の大切さや人生の生き方を考えさせられたドラマです。三浦春馬君の代表作と言えるドラマだと思います。

ALSという病気を知らなかった私は余りにも残酷過ぎる現実に絶句しました。しかし、三浦春馬さん演じる澤田拓人は多部未華子さん演じる本郷恵に支えられ人工呼吸器を装着し生きる決意をします。
命の重さ、大切さを再確認した素晴らしいドラマでした。
葛藤を乗り越えて自分の声を録音し、手足の動きが微弱になっても、身体が動く部分が限られても、人と会話できるツールを使って逞しく生きていく様が明らかになります。また、海を訪れるシーンがとても美しく、とても印象に残っています。