『ブラック・クランズマン』は、黒人警察官が白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査した実話をもとにしたスパイク・リー監督の作品です。
ブラックスプロイテーション(1970年代に流行した黒人俳優を主役に据えたアクション映画)のモチーフを下敷きに、「人種差別」への抵抗を軽やかに描いています。
第91回アカデミー賞で脚色賞を受賞しています。
こちらの記事では、映画『ブラック・クランズマン』の動画を無料視聴する方法や配信サービスをはじめ、気になる『ブラック・クランズマン』のあらすじネタバレや感想・評価についても紹介します。
目次
映画『ブラック・クランズマン』動画を無料視聴する方法とは?
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『ブラック・クランズマン』人気VOD動画配信状況
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---|---|---|---|
FODプレミアム | × | 未配信 | 2週間 |
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music.jp | 〇 | 400円~ | 30日 |
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※上記の情報は2020年6月記事更新時点での情報となります。料金は1作品あたりの金額(税抜)です。
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アダム・ドライバー出演作品一覧
- 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』2019年映画
- 『ブラック・クランズマン』(ジョン・デヴィッド・ワシントン/アダム・ドライバー)2018年映画
- 『ローガン・ラッキー』(チャニング・テイタム/アダム・ドライバー)2017年映画
- 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(マーク・ハミル/キャリー・フィッシャー)2017年映画
- 『沈黙 -サイレンス-』(アンドリュー・ガーフィールド/アダム・ドライバー)2016年映画
- 『パターソン』(アダム・ドライバー主演)2016年映画
- 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー)2015年映画
- 『ハングリー・ハーツ』(アダム・ドライバー/アルバ・ロルヴァケル)2014年映画
- 『あなたを見送る7日間/This is Where I Leave You』(ジェイソン・ベイトマン/アダム・ドライバー)2014年映画
- 『奇跡の2000マイル』(ミア・ワシコウスカ/アダム・ドライバー)2013年映画
- 『もしも君に恋したら。』(ダニエル・ラドクリフ)2013年映画
- 『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(オスカー・アイザック)2013年映画
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映画『ブラック・クランズマン』作品詳細
1979 年、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワースは初の黒人刑事として採用される。
署内の白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体 KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に電話をかけてしまう。
自ら黒人でありながら電話で徹底的に黒人差別発言を繰り返し、入会の面接まで進んでしまう。問題は黒人のロンは KKK と対面することができないこ とだ。
そこで同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢が立つ。電話はロン、KKK との直接対面はフリップが担当し、二人で 1 人の人物を演じることに。
任務は過激派団体 KKK の内部調査と行動を見張ること。果たして、型破りな刑事コンビは大胆不敵な潜入捜査を成し遂げることができるのかー!?
映画『ブラック・クランズマン』作品データ
- 製作年/2018年
- 製作国/アメリカ
- 配給/フォーカス・フィーチャーズ
- 上映時間/128分
- 監督/スパイク・リー
- 脚本/スパイク・リー
映画『ブラック・クランズマン』原作
『ブラック・クランズマン』の原作は黒人警察官だったロン・ストールワースによる同名自伝的ノンフィクション。
映画では白人捜査官と組んでかなり危うい潜入捜査が行なわれていましたが、実際には直接介入するようなところまではいかなかったらしく、脚色された部分は多いようです。
けれど、黒人のロンが自身の名前の入ったKKKの会員証を手に入れたこと、KKKの会合で幹部の護衛を任されることになったことは事実だそう。
映画『ブラック・クランズマン』主題歌
本作のエンドロールで流れるのは、プリンスの「Mary Don’t You Weep」。楽曲自体は19世紀、南北戦争以前から歌われている黒人霊歌で、60年代には公民権運動のキャンペーンソングとして広まった歌でもあります。
歌詞の「泣かないで」とは、人種差別に苦しむ人々に向けた言葉でもあるのです。
本作は根深い人種差別を描いた非常に重たい内容の映画ですが、この楽曲が流れることによって「きっとこの戦いにも終わりが来る」という希望のメッセージを盛り込んでいると感じます。
映画『ブラック・クランズマン』キャスト一覧
『ブラック・クランズマン』のキャスト一覧を紹介します。
ロン・ストールワース/ジョン・デヴィッド・ワシントン
コロラド州コロラドスプリングスで初の黒人警察官。当初は資料係に甘んじていましたが、潜入捜査官となることを希望し受け入れられます。
やがて情報部に配属されたロンはKKKの構成員募集の広告を見て「白人のレイシスト」のつもりで電話をかけ、あろうことか幹部に気に入られてしまいます。
しかも「直接会おう」と持ちかけられ、黒人の自分では合うことができないため、同僚の白人刑事フリップに身代わりを頼むことにします。
フリップ・ジマーマン/アダム・ドライバー
ロンの同僚。ユダヤ人。ロンの身代わりにKKK幹部と直接会うこととなります。ところが相手は根っからの「白人至上主義者」。ユダヤ人であるフリップもそのルーツを疑われ、度々窮地に陥ります。
KKKの人間たちと接するうちに、自身のルーツへのこだわりと誇りを持ち始めます。
ウォルター・ブリーチウェイ/ライアン・エッゴード
KKK会員。フリップを仲間として迎え入れますが…。
フェリックス・ケンドリクソン/ヤスペル・ペーコネン
KKK会員。黒人のみならずユダヤ人への差別も臆することなく口にする、典型的な白人のレイシスト。
アイヴァンホー/ポール・ウォルター・ハウザー
KKK会員。ぽっちゃり気味。
デビッド・デューク/トファー・グレイス
KKKの最高幹部。口癖は「アメリカ・ファースト」。実在の人物。
クワメ・トゥーレ(ストークリー・カーマイケル)/コーリー・ホーキンズ
「ブラックパワー」を合言葉に、公民権運動を主導する活動家。実在の人物。
パトリス・デュマス/ローラ・ハリアー
トゥーレの集会でロンが出会った女性活動家。互いに心惹かれるも、思想的な違いが浮き彫りとなり…。
映画『ブラック・クランズマン』のあらすじ
1970年代アメリカ。街で初めての黒人警官となったロン・ストールワースは、資料係に任命されるも警察署内で横行する黒人への侮蔑的な扱いに辟易していました。
潜入捜査官の希望を伝えると、黒人であることを買われ元ブラックパンサー党(黒人解放を掲げた急進的な政治組織)のクワメ・トゥーレが登壇する集会に潜入するよう命じられます。
ロンはその集会で活動家のパトリスと知り合い、2人は惹かれ合います。
また、ロンは集会に集まった黒人の若者たちの圧倒的なパワーを目の当たりにして感銘を受けるのでした。
トゥーレの集会自体に違法性や過激な点は見られない、とロンは上司に報告します。
やがて情報部に配属となったロンは、かつては過激な白人至上主義思想が問題視されていた、KKKの会員募集の広告に目を留め思わず電話をかけます。
ロンは白人になりすまして電話口の男と話しているうちに意気投合し、気づけば「会って話そう」と言われるほど気に入られてしまうのでした。
けれど、電話を聞いていた同僚たちは一つの疑問が。
「黒人がどうやってKKKの人間と会うのか?」
ロンは同僚の白人刑事フリップに協力を依頼。電話担当がロン、接触担当はフリップがすることとなり、前代未聞の一人二役の潜入捜査がはじまるのでした。
その後、フリップは直接KKK会員と何度も接触するうちにユダヤ人である自身のアイデンティティに目覚め、彼らの異常性を危険視するようになります。
一方のロンも、KKKの露骨な人種差別に憤り、自身のルーツと警察官としての正義の狭間で揺れ動くのでした。
やがてロンとフリップの潜入捜査によって、KKKが裏でとんでもないテロ計画を進行していることがわかり…!
映画『ブラック・クランズマン』の感想・評価
スパイク・リー監督の本領発揮
本作を監督したスパイク・リーの代表作と言えば、やはり実在の黒人解放運動の活動家を描いた1992年製作の伝記映画『マルコムX』でしょう。
本作も『マルコムX』同様、人種差別に憤るリー監督のメッセージが色濃く反映されています(ちなみにマルコムを演じたデンゼル・ワシントンは本作の主人公ロン役のジョン・デヴィッド・ワシントンの父親です)。
ですが『マルコムX』と決定的に違うのは、本作が単純な「黒人VS白人」の対決ではないところ。KKKの事件を全てが解決させたロンと、フリップら白人たちが一丸となり警察署内の差別主義者に一泡吹かせる姿は、「差別主義に立ち向かうのに肌の色は関係ない」という監督の思いを如実に表していると思えます。
肌の色や出身などといったルーツではなく、「人間として」共に歩もうと考える人々は皆共通の仲間なのだ、と本作は訴えかけています。
人種差別を無くすには
しかしながら、本作はそんな希望に満ちた大団円では終わりません。
本作では最後に、2017年8月にシャーロッツビルで起きた暴動の様子を映し出します。
その日、白人至上主義者の運転する車が反ヘイトを掲げる人々の集団に突っ込み、白人女性ヘザー・ハイヤーさんが亡くなりました。
映画は彼女を追悼する形で幕を閉じるのです。
差別主義者の白人が、人種差別に反対する白人女性を死亡させるーこの悲劇からわかることは、現在の人種差別は、自身の出自が優れていると考える偏った一部の「人種至上主義者」と、それ以外の人々の戦いであるいうことです。
スパイク・リー監督は「虚構」である映画の最後に「現実」のこの映像をさしはさむことで、観客に「これは現実に起きていることだ!」と知らしめようとしたのではないでしょうか。
「差別を無くすために立ち上がれ!」
本作の根底にあるのは、「黒人映画監督」として生きてきたリー監督の力強いメッセージなのです。
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