9月2日(月)、俳優・新井浩文(あらい ひろふみ)、本名・朴慶培(パク・キョンベ)被告40歳の初公判が行われました。
起訴内容は、2018年7月1日(日)午前3時半ごろ、自宅マンションにて性サービスを禁じているマッサージ店の女性へ性的暴行を加えたというものです。
実力派の有名俳優である新井浩文被告の事件の詳細や初公判内容。
また、自ら提示した示談を断られたうえ、「合意だった」と無罪を主張する新井浩文被告の人物像を紹介していきたいと思います。
目次
新井浩文被告の事件詳細
9月2日(月)、有名俳優である新井浩文被告の初公判が行われました。
起訴内容は、2018年7月1日(日)に新井浩文被告が自宅マンションにマッサージのために女性を呼び、女性に対して頭を両手でつかむなどをして性的暴行におよんだとのことです。
事件の始まりは、2018年6月30日(土)に新井浩文被告が友人との飲食後に、マッサージをうけたいと思い被害者女性を指名し自宅マンションに呼んだことが発端となります。
新井浩文被告は以前からもこのような出張方のマッサージを利用しており、今回の被害者が務める店舗も数回ほど利用していたとのことです。
被害者が務めるお店は性的サービスは一切禁止している純粋なマッサージ店です。
そのことはこの店を何度か利用している被告も知っていたはずです。
そして、新井浩文被告はマッサージの施術中に性的興奮を覚え、被害者に対して両手で頭をつかむなどして、性的暴行に及んだとのことです。
その後、被害者が警察に通報したことで発覚したというのが事件の一連になります。
新井浩文容疑者の人物像
新井浩文被告、本名・朴慶培(パクキョンベ)は、1979年1月18日生まれの40歳で、俳優でした。
青森県広前市生まれの在日朝鮮人三世で国籍は韓国となっています。
逮捕前は俳優として数多くの作品に出演しており、2001年の映画『GO』でデビュー。
その後、映画『青い春』で初主演を務めました。
また、『信長協奏曲』『下町ロケット』『今日から俺は!!』といった有名作品にも出演。
人気の実力派俳優という立ち位置だったことが伺えます。
新井浩文被告が初公判で無罪を主張
新井浩文被告は黒のスーツに黒のネクタイ姿で出廷しました。
まず、「本当にすみませんでした」と頭を下げ、女性に謝罪しました。
初公判では、「被告は暴行を加えたのか?」「性交の合意があったのか?」という2点を焦点に進められました。
被害者女性は終始行為は合意ではなかった、ずっと抵抗していたと話します。
これに対して新井浩文被告は、性交は認めましたが行為は合意であり、暴行に関しては一切行っていないと否定しています。
弁護側も今回の件に関し、合意があると誤解して及んだ行為であり、暴行や脅迫はしていないため「強制性交罪は成立しない」としました。

出典:HUFFPOST JAPAN
また、今回の裁判を傍聴しようと一般傍聴席20席に対して、500人以上の方が傍聴券を求めて列を作ったとのことです。
新井浩文被告、示談金2000万円も拒否される
被害女性の証人尋問の際には、今までうわさで語られていた示談金の話にも及びました。
新井浩文被告は、被害女性との性交後に5万円を手渡していたそうです。
さらに、示談金2000万円を提示していたことも被害女性の証人尋問で明らかになりました。
合意の上での行為に対し、示談金2000万円と言うのは腑に落ちない点であり、女性に対する謝罪の気持ちに信憑性が欠けている気もします。
また、示談金を提示された被害女性は、示談の申し入れを拒否。
新井浩文被告は示談を断られたことで起訴され、9月2日(月)初公判となりました。
新井浩文被告に対し、被害者は「抵抗を続けていた」と証言!
被害者女性は終始行為は合意ではなかった、「ずっと抵抗を続けていた」と証言しています。
また、「まるで物を扱うみたいに扱われました」「 刑務所に入って反省してほしい」とも証言したとのことです。
新井浩文被告は無罪を主張していますが、被害者女性は人格を踏みにじられたという強い怒りがあり、これらの感情から厳罰を強く望んでいます。
そのため、現状では新井浩文被告に有罪判決が出る可能性が高いと考えられます。
無罪を主張する新井浩文被告、今後の展開は?
今後は、両者の主張が食い違っていることから、真実を明らかにするために抵抗不可能な暴力はあったのか?
合意の上での行為だったのか?
と言った部分が議論されるのではないかと考えられます。
また、被害女性の心を更に傷つけることが無いよう配慮し、今後の裁判が展開していくことを望みます。
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