Alexandrosドラム庄村聡泰(サトヤス)の病気、局所性ジストニアとは?勇退を発表したサトヤスのコメントについても

ロックバンドAlexandrosのドラム庄村聡泰(サトヤス)が5月で勇退することを発表しました。

現在局所性ジストニアで活動を休止していましたが、医師との相談の結果、勇退することを決断したそうです。

サトヤスさんが患った局所性ジストニアとはどんな病気なのでしょうか?

これまでのAlexandrosの活動とともにまとめました。

ドラムの庄村聡泰(サトヤス)が勇退を発表

2020年1月24日、公式サイトにてAlexandrosドラム庄村聡泰さんが勇退することを発表しました。

現在、局所性ジストニアという病気でドラムが叩けない状態になっており、2019年6月から活動を休止していました。

事務所によると、当初は医師と相談の上で制限をしながらの活動をする予定だったそうです。

しかし、活動の継続が困難な状態になってしまっており、メンバーやスタッフとも話し合いを重ねた結果、勇退をすることに決まりました。

引退ではなく「勇退」としたのは、ここから歩む新たな人生に心からの敬意を表してのことだそうです。

サトヤスの勇退報告文全文

サトヤスさんは公式サイトに、勇退の思いと現在の病状についてコメントを発表しました。

長文になりますが、ここにはメンバーへの感謝、ファンへの思いがぎっしり詰まっています。

以下に全文を掲載します。

みんなへ

この度、[Alexandros]とは別の道を歩ませて頂く事を決断致しました。

お休みを頂いてから、症状、並びにドラムと言う楽器と対峙するに充分な時間を頂戴する中に於いて、やれる限りの治療と思い付く限りの処置やリハビリ、勿論演奏も、試みておりました。

しかし、演奏面については残念ながら現在まで目覚ましい効果を実感できる事例や療法は見つかっておらず、腰の状態も含め日常生活は元気に送る事ができているのにドラムだけが上手く叩けない、と言う事実のみが残ってしまいました。

具体的に申し上げますと現在、10分弱の演奏で自分の右脚は上手く動かなくなります。

痛みは全くないのですが無意識下の震えや痺れ、痙攣や麻痺、言葉ではなかなか伝え辛いのですが時間の経過に伴って頭と脚が上手く連動できなくなり、頭で思う動きを脚は聞いてくれない。

まるで脳からの命令、通達を脚が拒否しているかの様に、上手く動かす事ができなくなってしまいます。

その様な日々を過ごす内にどうしても演奏家ではない人生についての考えを無視できなくなってしまい、また、その気持ちが日増しに大きくなってきてしまい、ひいてはこの症状も自分の一部として受け入れた上で生きていきたいと思う様になりました。

この様な考えに至った所以は、
症状とドラムと、そしてそれら全てを引っくるめた今までのバンド活動、自分自身の人生そのものと言っていいのかも知れませんね。

そちらを改めて振り返ってみて、そして自分にはみんなから頂いた時間がありましたので、ゆっくりと、思い出せる一つ一つの場面と対峙してみました。

そこには悔いめいた思い、やり残した様な思い、そう言った感情が、本当にありがたい事に見つかりませんでした。

ドラムは叩けなくなってしまっているけれど、自分が人生をかけたバンド活動に一切の後悔はなく愛おしく大切な日々をみんなと共有できた、と言う事実のみが残っていました。

その時に自分はこう思ったんです。
こんなに幸せな事はない、と。

そう思って以降症状についてはある程度受け入れられる様になり、音楽や映画、本や服、アニメやゲームなど、自分が元々好きだった様々なものをより一層深く愛する事ができる様になりました。

そしてそう思えた今ならば、ドラムが叩けない自分の事もいつかきっと愛する事ができる様になる筈です。

今までみんなと共にした日々は、自分の誇りです。

なのでその誇りを胸に、[Alexandros]のドラマーではない自分も愛する事ができる様に、これからを生きていきたいと思っています。

復帰を心待ちにしてくれていたみんなには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

けれども今こうして前を向く気持ちを持てる様になったのは、みんなと過ごしたかけがえのない素晴らしい日々があったからこそなんです。

そして何よりその中で最も濃密な日々を共にしたのは、自分の人生に於ける師であり友でありだなんて言葉では全く足りないくらいの深く深い仲である、

自分とバンドのきっかけをくれた、まーくん。
あなたに出逢えたあの日があるから、こんなに素晴らしい経験ができました。

自分を信じる大切さを教えてくれた、ひろ。
あなたの部屋のベランダで、そんな熱い話をよくしましたね。

自分に背中を預けてくれた、洋平。
あなた越しに広がる景色は、いつも本当に美しかったです。

幸せなバンド人生を、本当にありがとう。

みんなのおかげです。

何らかの恩返しになる様なこれからを、歩んでいけたらと思っています。

それではまた、どこかでお会いできます様に。

庄村聡泰

サトヤスが罹った局所性ジストニアとは?

局所性ジストニアとは、神経疾患の一種です。

この病気に罹る人は音楽家が多いと言われており、まさにドラムを演奏するサトヤスさんが当てはまります。

自分の意志とは関係なく持続的に筋肉が収縮してしまい、体の一部分が痙攣したり、動作がしにくくなります。

音楽家が罹患しやすい理由として

  1. 細かい動きを要求されることが多い
  2. 同じ動きを繰り返して行うこと

の2つがあげられます。

また、精神的ストレスや性格も原因と言われています。

サトヤスさんの場合、症状は右脚にでており、バスドラムがうまく踏めないそうです。

日常生活は変わらずおくれている中で、ドラムだけが叩けないというのはとても辛いことですね。

サトヤス勇退を知ったネットの反応

サトヤスさんの復帰を願っていたファンは、今回の発表を知って、これまでありがとうという感謝の声を上げています。

中には、完治の難しい病気だということもあり、引退の覚悟をしていた人も。

サトヤスさんがAlexandrosの音をけん引していたということもあり、感謝とともに、残念だという気持ちも多くあります。

24日21時から生配信で報告が!

今回の勇退を受け、24日21時からYouTubeのAlexandros公式チャンネルにて生配信があります。

サトヤスさんは現在活動休止中で、5月に発売予定のベストアルバム発売と共に勇退をします。

メンバー全員が集まって語る姿を見られるのは残り僅かとなってしまうので、何を語るのか注目です。

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