アベノマスク4社目「ユースビオ」は代表者名、事業名が不明?過去に脱税で告発された経緯や所在地の画像まとめ

アベノマスクでは、当初発注先が「興和」「伊藤忠商事」「マツオカコーポレーション」の3社に1社を加えた4社とされていました。

当然、残り1社はどこか、なぜ1社だけ公表されないのかと疑問を持たれます。

4月27日、菅官房長官はこの残る1社について「ユースビオ」という企業であることを明かしました。

また、実はマスクの発注先は5社であり、名古屋市のマスク製造業者、「横井定」にも発注していたこともわかっています。

しかし、この「ユースビオ」という企業、ほとんどの方が聞いたこともない名前です。

ネットでこの企業を調べた方からは、数々の疑惑が上がりました。

アベノマスク製造4社目として公表された「ユースビオ」につちえ、現在わかっていることを紹介します。

アベノマスク非公表だった4社目の福島県ユースビオとは?

アベノマスクを製造していた業者の4社目として、他の3社に遅れて公表されたのは福島県に本拠地を構える「ユースビオ」という会社でした。

1社だけ公表が後になったことについても、菅官房長官から説明がありました。

すでに公表済みの3社のマスクが妊婦用として配布されたことが確認されていたが、「ユースビオ」のマスクも妊婦用として配布されていため、こちらも公表したと述べています。

しかし、この「ユースビオ」という会社、伊藤忠のような他の受注先と比べて、明らかに聞きなれない名前の業者です。

ユースビオは国税庁ページでも代表者名や事業名わからず

そこで、ニュースを見た方が早速この会社についてネットで調査を始めました。

すると、ユースビオはホームページすら持っておらず、また、国税庁のページで検索をかけても、代表者の名前や事業内容なども登録されていない状況です。

ユースビオに多数の疑惑、ペーパーカンパニーや別会社で脱税の過去も、所在地には11社

「ユースビオ」についてさらに調べていくと、いろいろなことがわかってきます。

  • 住所(福島県福島市西中央5丁目54番6号)のストリートビューには長屋風の建物があるだけ
  • 同じ住所に11件もの企業が登録されていて、「ユースビオ」はペーパーカンパニーではないか
  • 代表は別会社で脱税により告発されていたことが判明
  • 復興庁の事業でも同代表の業者が国から助成金を得ていた

脱税の手口は、従業員に支払った給与を外注費と偽り、架空の外注費で発生する消費税分、本来国に納税すべき消費税からマイナスしていたというものです。

また、福島県は復興のために法人税がかからない地域があり、いわゆる「タックスヘイブン」状態にあります。

このことも、「ユースビオ」が法人税の優遇措置を狙ったペーパーカンパニーではという疑惑につながっています。

こうしたことが判明したため、

  • ユースビオ代表は安倍政権の「お友達」で、便宜を図ってもらったのでは
  • 静岡で行われていた衆院補欠選挙の結果が出るまでこの事実を隠していたのでは
  • 会社の窓にポスターを貼っていた公明党と何か関係があるのでは

などの疑惑が持たれることになりました。

多額の税金を投入して行われる国の事業だけに、信用できる企業に製造を任せなければいけないのは当然です。

脱税の過去があり、マスク製造で多数の実績がない会社になぜ発注したのか、その理由は説明を求められて当然ですね。

ユースビオの社長は樋山茂、ベトナムの工場で作ったと取材に応じる

ユースビオの社長は、樋山茂氏という方です。

取材にも応じており、

  • マスクはベトナムの工場に製造させ、1枚135円で受注した
  • 現地に日本人を駐在させ検品を行っていて、クレームはない
  • 国との癒着はない

と話しています。

アベノマスク発注先として注目のユースビオ、なぜ受注できたのか野党の追及必至

アベノマスク第4の発注業者として名前が挙がった「ユースビオ」、調べれば調べるほど多くの方が「なぜこの会社に」と疑問を抱いています。

今後の国会で、野党から癒着があったのではと追及がなされることは間違いありません。

今後の国会での答弁にも注目しましょう。

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